北陸横断自転車旅行Part2. 富山新潟決戦親不知編
Chapter4-2.新潟県糸魚川市〜富山県富山市編
2017/06/17 07:49〜13:48
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07:49 青海
青海の町へと入る。
海を左手に眺めながら進む。
激闘の後だけに平穏が非常に心地よい。
というか、疲れた。
途中、大きな川を渡る。
姫川。
ここは片側のみ歩道。
長めの橋でもあるし、歩道へ迂回がオススメ。
渡りきればぐっと開けてお店もちらほら。
補給するのも良いかも。
08:19 海沿い
失敗したなあと思った。
道なりに進むと、海沿いへ出た。
ここが左車線は路肩のみ。
先ほどまでの親不知に比べれば楽ではあるが
横を車がビュンビュンと通り抜けるので、気が気では無い。
逃げようも無いので我慢して走る。
08:41 久比岐自転車道
ここからは車専用バイパス道。
ということで自転車は迂回しなさいとある。
はい、いつものことですね。左から抜けていく。
この様な場合、回り道はあまり良い道では無い感があったが
かなりいい状態。
これなら走りやすいなあとのんびり行くと
左に自転車道の表記がある。
ほほぉ、と行ってみれば海岸沿いを進む道。
こりゃいいわ。
当然ながら車は来ないし、道も整備されて走りやすい。
地元の人達が玉葱を干しているのを眺めながらひた走る。
途中、港を突っ切り、道があっているか心配であったが
スグにまた戻る。
こうしてしばらく進んでいくと出入り口の表記があり
ああ、快適な道もここまでか・・・と残念に思い本線に戻るのだが
ちょっと進むと今度は右側に入り口の表記。
車の隙を狙ってそちらへと行く。
またも僅かな自転車道かなあと思ったのだが、
ここからが果てしなく長かった。
久比岐自転車道
かつてSLが走っていた線路を整備してできた自転車道。
道路と併走するように流れる。
時に住宅街などを抜けて走る。
近所の人が犬の散歩をしたり、おじいちゃんが畑を耕したり
そんな普段の光景を眺めながらのんびり行くことの出来る道。
所々車と交差する場面はあるが、
基本は自転車と歩行者のみ。
これは快適だ。まさかこんな場面があるとは。
実は、この辺も狭い海岸線沿いで難儀するコースだなあと覚悟していた部分であっただけに
まさかこんなご褒美ルートがあろうとは。
良い、実に良い。
癒やされつつ走る。
途中で幾つかトンネルを通るのだが
もちろん車など来ない。
安心・安全な通過が出来る。
ただし、道の駅からは離れるので
そちらに寄りたい場合はちょっと迂回する必要あるけどね(笑)。
そんなわけで快適な道を走り、目指す目標はあの岬。
しかし、これがなかなか近づかない。
見えている分だけ辛い。
レンガ造りのトンネルなど抜け
海辺を眺め、除雪センターなんてあるのかと雪国で無い僕は驚きつつ進む。
せっせと進む。
ふと8号線を見れば、かなり狭い道。
ああ、この自転車道があってホント助かったよ。
ここも交通量が多い。
09:46 上越市
わたくし、「上越」は上なので北寄りと思ってた事がありまして
なので上越市は山形県寄りだと勘違いしてたんですよねえ
そういうわけで上越市
ここらも同じ淡々と自転車道を進んでいく。
こちらの洞門は非常に安心w。
あと7km弱。
少しは近づいたかなあ・・・。
このトンネルを抜けた後あたりから一般道的な感じとなっていく。
いよいよ終わりという感じか。
新潟まで139km。
遠いわ・・・。
海沿い、日本海はホント綺麗。
そして遂に自転車道終わり。
ああ、いい道だったなあ。
こんな道ばかりだと自転車旅は楽なんだけど(笑)。
10:43 直江津へ
さてここで分かれ道。
8号線は向かって右へなのだが、山道感と地図に寄ればこの先トンネル。
・・・左に行くことにする。
左は海岸沿い。
海の家を建設中、あと2週間もすれば海開き。
夏休みなどはかなり賑わうんだろうなあ、この辺。
実のところ、それもあってシーズン前のこの時期に走ったというのもあるのですが。
建設中の水族館横から右折し、町中へ。
久々に町、へ来た気分だわ。
風情のある店を眺めつつ直江津駅到着。
春日山城も一度行ってみたいなあ。
11:36 アップダウン
時間はそろそろお昼、お腹も空いたなと直江津のスーパーで補給をすませる。
日はまだ高い。
まだまだ今日は走れそうだ。
案内板に従い、十日町を目指す。
片側1車線の道路を淡々と進む。
道は一本道、迷いようも無し。
あ、一カ所迂回路があったが。
ここだけ注意。
そしてこの公園を過ぎた辺りから死闘に入る。
アップダウン。
ここらから柏崎市までにかけて何度もアップダウンが続くことになる。
高さ的には最大でも数十メートルのため
登山というほどではないが、やはり登るのは辛い。
そして折角がんばって登ったのにまた下り、
その下ったのと同じ位を登る。
なんどもそんなのを繰り返すと、埋め立てて平らにしてよ・・・と
理不尽な思いに浸る様になってくる。
ああ、しんどい。
12:11 柿崎区
スタートから93kmほど。
相も変わらずのアップダウンに苦しみながら走り続ける。
新潟まで114km。まだまだ遠い。
12:50 柏崎
海沿いに出る。
ああ、これで少しは楽になるかと思いきや
今度は狭い道路を車と併走して走る事になる。
しかも強い横風、これには参った。
ちょっと気を抜けば車道へ倒れ込むことになる。
慎重に慎重を重ねて走る。
そんな中、柏崎市到着。
しばらく海沿い、うんざりと思いながら走って行くと
それならばと登りが始まる。
登坂車線があるということはもうおわかりの通り
それなりの登りだって事。
もちろんここもぜえぜえ言いながら登っていく。
ぐいっと登った先にトンネル。
どきっ、と身構えるがここは歩道あり。
安心して通過。
全てのトンネルに広い歩道を付けて欲しいよねえ。
そしてやってくる絶景のオーシャンビュー。
のんびりと眺めたいところであるが、車もやってくるのでドンドン急ぐ。
そして現れた橋。
写真ではタイミング良く車が居ませんが、
割と良くこの右隣を車が飛ばしていく
恐いので歩道へ逃げる。
しかしこの歩道、欄干が高くないので身体がその上へ出る。
『少しでも左にそれたら真っ逆さまに落下だな・・・』
なにせこの高さですからねえ・・・
握るハンドルに力が入る。
ちなみに、次の橋は歩道も無ければ路肩も狭いです。
つらいわー。
その後、トンネルを2回通過し、
(両方とも歩道あり。)
やっと一山越えたかと思ったらまだまだアップダウンは続く。
何度となく立ち止まり、ツーリングマップにて場所を確認。
まだまだ走る事が出来そうだよ・・・。
ここの橋も恐かった。
13:30 恋人岬
新潟にもあるのね、恋人岬。
この辺でやや開け、道も下り坂。
やれやれと思ったらまた登る。
途中に見かけたナウマン象発掘の地という看板。
この辺に象が住んでいたのか。
下り坂から見る登り坂は急勾配に見える。
これをなんと呼ぶのだろう。
壁でも立っているのかと思うのだが
近づくとそれほどでも無いんだよなあ。
何度ダマされたか。
まあ、ホントにきつい壁が待っていることもあるけど・・・。
13:48 セブンイレブン
その後もひいこら言いながら走る続けるとセブンイレブンを発見。
そしてママチャリで買い物に来る人。
人の気配!
こうして長らく続いたアップダウンが終わり
柏崎の街中に入っていく。
いやあ・・・、辛かったわ、このアップダウン道・・・。
柏崎は流石に大きく、今回の旅で初めてロードサイド店が並ぶ町並みを見た。
休憩をしたいところであるが、ここで止まると動けなくなりそうなので
後ろ髪を引かれる思いで立ち去る。
コメリって本屋やってたのか・・・。
ようやくやってきた街に安堵しつつ、つづく。
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