東海道自転車旅行 第2部(静岡〜名古屋編)
Chapter2-2.静岡県静岡市〜静岡県島田市(榛原郡金谷町)編
2005/08/09 09:17〜13:10
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2005/08/09 04:40 起床
おはようございます。
前日静岡入りしようかと思ったけれど、諸般の事情で中止。
始発の新幹線での静岡入りとなる。
そうなったらそうなったでこんな時間。
前日多少早めに寝たとはいえ、眠いものはねむい。
ちなみに本日は
泥棒とにらみ合いしていて捕まえる、
なかなか声が出ず、思い切って叫んで(叫ぼうとして?)目が覚める。
そんな夢見の朝でした。
なんだそりゃ。
最終準備もすませて、さあ行くぞと出てみれば
ホテルの名前・電話番号をメモし忘れててUターン。
始発も乗り過ごすことになる。
この旅、どうなることやら。
09:17 静岡駅
静岡駅到着。
さすがは真夏のこの時期、朝から暑いなあ。
暑さ対策をしっかりしておこう。
南口で自転車を組み立てし、さて出かけるかと走り出すと
スピードメーターが0キロ表示。あれ?
色々いじってたら復活してなによりだったけど、
なんとなーく幸先悪いというか、不安な気持ち。
09:30 浅間神社
国道1号線を向かうなら静岡駅を出て左に行くだけだけど
旅の安全祈願と個人的趣味でちょっと駅前商店街を抜け、
浅間神社方面へと向かう。
駿府城(跡)と県庁。
以前、城郭の一部が再現された他は
公園となっています。駿府城。
城郭施設がほとんど無いので
家康の居城とか言われても全然イメージわかなかった子供の頃。
なので駿府公園という言葉の方がなじみ深いのです。
JR静岡駅方面からはこの鳥居沿いに行くとすぐ。
この鳥居の中の商店街が浅間通り商店街。
しぞーかおでんで有名な「おがわ」もここ。
お正月には結構混んでます。
そしてその浅間神社。
僕等は「せんげんさん」、「おせんげんさん」などと呼びます。
正月の初詣では県内でもかなりの人を集めるこの場所も、
夏場・早朝ということで人気がほとんど無し。
なんか新鮮・・・。
10:00 安倍川餅
さてお参りもすませましたので、
国道1号線に戻って・・・と行く所ですが、訳あって別の道を。
先ほどの鳥居まで戻ったらその鳥居を背に右の広い道へ。
静岡県道208号線、と言っても地元民もわからないと思います(笑)。
本通りを進みます。
国道1号線とほぼ並行に走るこの道をずーっとまっすぐ進むとしばらく
大きな緑の橋が見えてきます。
これが安倍川橋。
そしてこの橋の手前にありますのが有名な「安倍川餅」の店。
軒を連ねています。
なぜわざわざこちらの道を選んだかの理由の一つがこれ。
国道1号線の橋、駿河大橋にはこれらのお店がありません。
そんなもんいらん!というなら駅からまっすぐ国道1号線。
ちょっと見てみたいなら本通り。
お好きな方をどうぞ(笑)。
10:05 焼津
安倍川橋を渡った後さらにずーっとまっすぐ行けば、国道1号線と合流。
さあ、また西を目指しますか。
ただ、西を目指すにはこのまままっすぐ行って
焼津から150号線というルートもある。
大崩海岸や焼津さかなセンターでの食事・見学などなど
見所は色々あるんだけど。
東海道をということで国道1号線。
またよろしくね。
10:20 丁子屋
丸子(まりこ)の有名なとろろ汁の店。
創業開始が1596年、広重の絵の題材にもなったという
それはそれは歴史のあるお店なのです。
お店の前で写真をとも思いましたが、
掃除中のおばさま方の邪魔になりそうだったのでパス。
どんなお店か知りたい方は検索してみてください。
丁子屋の検索結果へ
あ、食べるのもパス。まだお腹空いてないし。
ところで、とろろといえば
味付けに何を使いますか?
東京へ出てきたら醤油みたいなんだよねえ。
実家の時はみそ汁。
ここのとろろも味付けは味噌のようで。
お店の作り方は詳しく知りませんが、
実家だとこんな感じ。
山芋(というよりは長いもか)の皮を取り、
おろし金で荒くする。
↓
すり鉢とすりこぎで一生懸命する。
↓
具のない味噌汁(だしと味噌のみ)を作っておく
濃さはいつもの味噌汁よりやや濃い感じかな。
↓
よーくすったところで味噌汁を少しずつ
お玉で注ぎ入れ、適度にのばす。
↓
ご飯にかけて出来上がり。
美味しいよ。
しかし、この辺りは一昔前は何も無い感じだったのに
ずいぶん変わったなー。
最終目標地点名古屋の表示登場。
がんばれ178km、新潟の時見た数字の衝撃に比べたら
全然平気だよ・近いよ、うん。
参考:魔の257km
10:30 宇津ノ谷峠
本日最初のポイント、「宇津ノ谷峠」。
古くは「伊勢物語」に登場する難所。
トンネルも明治・大正・昭和・平成と
4世代に渡り掘られているという由緒ある場所。
よってちょっと覚悟して挑んだのだけど、
現在は整備された道路が広がる。
東京から下り方面のトンネルは歩道も完備しているので
あっという間にクリア。というか、峠という感じすらなし。
あれ?という感じで終了。
◆撮影2013年
明治のトンネル
宇都ノ谷の集落
10:40 岡部町
トンネルを抜けるとそこは岡部町。
ジュビロ磐田(当時)のゴン中山の故郷。
ここからちょいとしばらくまた国1を自転車通行禁止となるので
下道をぶらぶらと。
ゴンといえば
絶頂時、お父さんも人気あったよねえ。
静岡のローカル番組に出たり、と。
音楽番組で「ゴンチチ」なる名前を聞いたとき、
『ゴン中山のお父さん(を名前つけたグループ)が音楽デビュー!!!』
って驚いたっけ。
そんな誤解をした人が全世界にもう一人くらいいることを希望します。
10:55 藤枝市
しばらく走ってまたと合流。
ホント、静岡県内はこんなのばっかり。
そしてやってきました。藤枝市。
この辺りは穏やかな片方1車線。ぶらぶらと。
藤枝といえばサッカーかねえ、個人的に。
今は県西部のチームも出てきたけど
一昔前の県内は
・紫の藤枝東。
・青の清水勢(清商、清水東)
・黄色と黒の縦縞、東海第一(合併して東海大翔洋)
・緑で派手だよ静学
こんな感じだったねえ。
そういえば清水商業が全国大会に行くと
県内で呼ばれる「きよしょう」ではなく「しみずしょう」になるのが不思議なんだよねえ。
何かと被るのかな?
すっごく違和感。
※ 「清水商業高等学校」は2013年度より「清水桜が丘高等学校」と名前が変わります。
ああ、寂しい・・・。
そんな関係ない話で浜松まで後62キロ。
暑いねえ。
今日も茶を一杯飲むことになりそうだ。
護国神社専用の田んぼ?
祭事用の米を作るのかなあ。
11:10 200km地点
東京からやって来てはるばると200km。
ようやく到達200km。
そっか、ここはあの日本橋から200km離れた所にあるのかあ。
そしてその間がこう1本の道でつながっている訳か。
なんだか感動。
いつの間に作った静岡県武道館。
11:40 島田市
松並木を通り、ちょっと行くと島田市到着。
なんで市のマーク隠してあるの?
この辺りで名古屋まで159km。
浜松までが51kmだからー、
明日は100km超!
名古屋駅に着いたら近くをぶらぶらしたいのだが、
その為には明日への負担が大きいなー。
今日中につめられるだけつめておこうか。
そんな事を考えはじめてたこの頃。
11:55 お昼ご飯
そろそろお昼。お腹も減ってくる。
この夏の盛り、ちゃんと食べて体力維持しなければスグにダメになってしまう
さてとと店探し。
お店は色々ありますが、
自転車止めにくそうだったり、
なんか食べたくないものだったり、
ちょうどお昼時で混んでいたりで
なかなかありつけず。
パワーの源である焼き肉も、さすがに自転車で走ってる途中ではなあ・・・。
終わってからならアリかも知れないけれど(笑)。
やっとで好み合いそうな和食レストラン見つけて反対側の道路に渡り、
さてとと思ったら混んでて断念(涙)。
ならばと島田駅前へとルートを変更してみたけれど
あんまりピンとくる物が無く、
結局途中のスーパーでおにぎり購入。
「大井神社」周辺でうろちょろしながら食事。
また手抜き食事なんて言わないで(涙)。
自分が一番わかっているから。
12:40 いつものごとく
さて、食事も終わって国1へ。
目の前の雰囲気が静岡に入ってから何度も味わっているアレによく似ている気が。
過去の記憶をたどれば
「ここって自動車専用じゃなかったっけ?」
当たり。
こんなに登る前に警告してよ。
引き返して県道381号線で大井川を目指します。
後45km。
うわ、快調!。楽勝・楽勝。
そんなのんきだった頃。
12:55 大井川
箱根八里は馬でも越せど・・・というわけで大井川。
写真でわかるように橋の端が見えません。
全長は約1km。
江戸の頃はこの川を歩いて超えたんだよねえ。
人を背負って。
すごいわ。
ところでね、大井川には「蓬莱橋」という
木造のそれはそれはいい橋が架かっているのです。
(この辺りではなく、ちょっと距離的には離れていますが・・・。)
通行料20円ぐらいだったかな。
ここを絶対に渡ろう!なんて事前に思っていたのに
すっかり忘れてた・・・。
意図せずパス(涙)。
どんなところか気になる方は
検索してみてください。
いい所みたいなんだよねえ。
蓬莱橋の検索結果へ
13:10 金谷駅
通りからはちょっと外れるけれど
行ってみたいな金谷駅。
坂の町並みを今日初めてぜいぜいいいながら登り切る。
さあ、どうだ。ってあれ?SLは?
(写真左手奥が大井川鉄道の駅)
大井川鉄道のSLっていつでもいるんじゃないんだ。
ちゃんと調べてからにしようね。いつものことだけど。
そんな嘆き悲しみの中、今回屈指の坂を目指して
続く。
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