2007-GW 中山道で京都そして奈良編
Chapter1-4．岐阜県関ヶ原町〜滋賀県彦根市編
2007/05/02 15:10〜18:46
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15:10 関ヶ原
21号線、右へ行けば関ヶ原バイパス。
地図で見るとそちら方面に古戦場跡の文字。
『ふーん。だったらそっち行った方がいいなあ。』
などと思い進路転換する。
ちなみにバイパスというと、自転車は通れない道という場合が多い(様に思える）が
ここは歩行者・自転車通行可能みたい。
ラッキー。
広がる関ヶ原。
基本、農地に多少の住宅
そして周りが山。
となれば吹き荒れる風もさらに勢いを増すというもの
これまでで特に強い向かい風に閉口しながら史跡を探す。
『うーん・・・見つからない。』
（振り返って撮ったので左右が逆です）
これ以上探していると時間的に厳しいこともあり、打ち切り、21号線へと戻ることとする。
残念。
[兵どもが夢の跡]、そんな感じでひっそりとしているのかな。
それもいいものなのかな、と思いはせつつ、
ちょっと21号線を戻ると
”徳川家康公本陣跡”の幟。
『！？』
そして21号線をもう少し先へ行った、関ヶ原駅。
あっちこっちに史跡があるよという掲示板。
『あれ？』
さっきの場所辺りは何だったんだろ？
史跡の一つ
田中吉政公の布陣跡と田中商店。
関係あるのかは知らない。
16:24 山道
史跡を全部見て回りたかったが、
時間かかりそう／暗くなってきた／寒い、
ちょっとそれは無理そう。
断念して西へと向かう。
後19キロ、2時間以内に着きたいなあとがんばるけれど
微妙な山道／坂道／登り道。
足が回りゃしない。
16:34 恐怖
前方を見る。
ちょっと上り坂。それだけでも嫌だなあと思うのに
えらく狭い。
『あれしかないの？』
脇の道を通ったらどこいっちゃうかわからないし、
このタイミングで迷った場合は相当なピンチが予想される。
暗くなったら地図も読めないからね・・・。
意を決して進む。
結論から言っておくと怖かった。
近畿・北陸方面に輸送するトラックが真横をがんがん走っていくし
もう、ねえ。
そしてすぐに終わるだろうと思ったこのような道が
延々とこの後続くとは思わなかったよ。
京都まで88キロの案内看板。
東海道ルートでは京都の地名看板を見て嬉しく、奮い立ったものだが
今回は余裕無い／後9時間もかかるじゃん／無理だよー。
むしろ後ろ向き。
16:40 滋賀県
いろいろとヘロヘロになりながら
なんとか到着、滋賀県。
うれしさよりもやっとか、そんな気分。
おめでとう、ありがとう。
16:52 雲の切れ間
山、そして雲の切れ間からこぼれる薄い光。
綺麗と思う反面、僕のトラウマ、大月への道、
そして１昨年夏の新居の辺りを走った時を思い出す。
暗くなってきてやばいなあと思いつつ、こんな風景眺めながら走ったよ。
あのときはホントに怖かった。
17:06 敦賀
誰だ、初日に福井まで行くルートなど設定したのは。
すみません。全くもって申し訳ありません。
ここで後58キロって、平地だったとしても夜中だったなあ、こりゃ。
5/1が雨になって計画変更して良かった。
もしかしてそのための雨だったのかな、と。
17:11 醒ヶ井駅
水が有名なようですが、この名前を見たときに僕の頭の中では
samegameというゲームが浮かびました。
ええ、それが言いたいだけです。
ちなみに調べたら東海道本線のJR東海管轄地区
最西端とか。
という事は駅マニアな鉄ちゃん（乗り鉄が相当するの？）にとっては
一度は来ておくべき場所なのかなあ。
17:22 100キロ地点
遂に100キロ。支点は名古屋のあそこだと思うけど。
ガソリンスタンド側にひっそりと。
確か新潟戦の時○百キロポイントがGS側だったなあ。
ふと思い出す。
何にせよがんばった、僕。
ちなみに寄り道したせいもあり自分のメーターは113キロ。
そしてまだ後10キロ単位は走らないとゴールに着けない。
がんばれ、僕。
17:38 米原駅
歩道は無い、トラックは走る
左に寄りすぎると蓋のない側溝に落ちかける。
東海道行くより中山道ルートの方がいいかななんて思っていましたが
すみません。
もう結構です。かなり僕的に恐怖な道。
出来る限り避けたい気分。そんな感じ。
そんな苦難を乗り越え到着。
名前は聞いたことあるが降りたことのない新幹線の駅、米原。
うーん、ずいぶん寂しいなあ、と思いました。正直に。
ごめんなさい。
近くには鉄道総合技術研究所とやらがあるためか
新幹線の先頭車両の模型？。
反対側、西口はどうなんだろうと思ってうろちょろしてみるが
渡る場所が見あたらない。
もしかして21号線をしばらく戻って右折するのか？
それだけはごめん被りたいなあと思っていると
地元の方々がぞろぞろやってくる。
そっちに抜け道ありそうだなあと向かってみれば
現れたのはこれ。
『この階段担ぐの？』
愚痴りそうになりながらよくよく見ると
歩道橋の下に通り道。
ちなみにこんなの。
これは夜一人歩きしたくない道だねえ。
駅反対側。
鳩シリーズの一つ「HEIWADO」。
この辺りの中心ショップかなあ。
ちなみに米原駅は現在平成21年に生まれ変わるべく工事しているようです。
17:50 彦根への道
疲れたし贅沢に京都まで新幹線しちゃおうかとも一瞬思いましたが
がんばれ彦根までというわけで米原駅を後に。
さようなら、米原。
北陸シリーズを行うとき、もしかしたら立ち寄るかもしれないよ。
左に線路、右は田んぼ、そして夕暮れ。
こんなシチュエーションの中を淡々と進む。
平地そして人通りも稀なのでそれなりに行ける筈なんだけど
足が余り回らない。
考えてみりゃ10時間ぐらいもう走ってるもんなあ。
そりゃ疲れるわ。僕の体力では。
18:05 彦根市
なんとか彦根市入り。
遠かった、疲れた。
まったくうまくやれば京都まで行っちゃおうかなあなんて
無謀な計画立てたのは誰だよ。
ごめんなさい。
そろそろ暗くなり始める空、右斜め前方、城郭。
あれが彦根城か！？
もう一踏ん張りとがんばるがなかなか近づけない。
あなかなしや。
彦根って港あるのね。
18:16 ひこにゃん
会いたかったよ、ひこにゃん。
とっくに今日の部は終わってお城も閉まっているけど。
とりあえず至る所に君の幟があり、歌がかかっている
このシチュエーションだけで満足さ。
ちょっと寂しいけど。
ひこにゃん、彦根城400周年祭のマスコット。
これを一目拝みたかったのが、彦根までがんばった理由。
いや、ホント。
どんなのか、かなり有名になったので
知っている人も多いとは思いますが、一応。
ひこにゃん(Wikipedia)
彦根城400年祭公式ページ
18:28 琵琶湖
とりあえず彦根城の周りをぐるぐる回る。
ジョギングしている学生と共にぐるぐる。
なんでも幼稚園から大学まで幅広くあるらしいのよね、彦根城の敷地って。
つまり子供の頃を彦根城内だけで過ごせるというわけで。
さて、とりあえず1周か半周かもっと少ないか
ぐるっとしたところでもう疲れた、足はだるい
故に帰る！と思ったが、琵琶湖まで1キロ弱の看板。
その位の距離ならばと一踏ん張りして琵琶湖へ。
ああやっぱでかいなあ、この湖。
諏訪湖見たときもでかいとは思ったが、やはりこっちが上か。
いつ見ても潮の香りがしないのが変に感じる「海」だよなあ。
波打ち際まであるし。
東海道ルートでは端っこを通るので
普通の川みたいな印象しか残らないんだよなあ。
しみじみ。
夕暮れの風景を何枚か撮りつつ、南の方角を眺める。
琵琶湖大橋、姿形も見えやしない。
（まあ１０キロの単位で離れているから、見える訳ないんだけどね。）
京都まで行くのは諦めた。
土地勘無いところで夜は走りたくないからねえ。
18:46 彦根駅
初代当主 井伊直政の像を眺めつつ自転車折りたたむ。
時間が遅かったので買えなかったひこにゃんグッズでもと思ったけれど
おみやげの類を売っている気配なし。
ううう、残念。
20:30 京都
彦根から約1時間。
途中なんどか倒れそうになりつつも、必死に耐える。
眠い。一回止まっちゃうとダメだよね。
八条口側のビジネスホテルに無事チェックイン。
そのままベッドに倒れ込みかけるが、
再度気合い入れてちょっと駅周辺をうろちょろ。
懐かしいわあ、この風景。
やっぱこの京都タワーのある風景見ると
『ああ、帰ってきたなあ』という気分になるよ。
生誕の地でもしばらく生活した場所でもないのだけど
何かねえ、こう、懐かしさを感じるのよね。
プラッツ近鉄、2月末で閉店しちゃったんだよなあ。
最後に一度来ておきたかった。
明日の準備
まずは自転車を磨く。
雨や泥でかなり汚くなっちゃったなあ。
オイルとかの類は無いので基本タオルで磨くだけだけど。
（よしんばあったところでホテルの部屋で
ケミカル類使うわけにも行かないけどね。）
今日もご苦労様。
明日もよろしく。
そう思い、磨く。
お風呂入り、テレビ見ながら軽く食事しつつ
明日の準備、ルートの再検討。
一応奈良へ行こうと決めてはいたけれど
やっぱ京都に来た以上、京都観光しようかなあ
それとも今日通れなかった彦根〜京都間を埋めようかなあ
心が揺れ動く。
ちょっと考える。
結局は基本「奈良」ということにして
明日の気分次第としておこう。
そう決めた。
明日は天気が良さそうだ。
今日の走行距離：130キロ
今日のご飯
朝：豚冷しゃぶ
昼：おにぎり、サンドイッチ
夜：おにぎり弁当
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