九州一周自転車旅行Part1 驚異の鹿児島編

Chapter2-2.宮崎県延岡市〜宮崎県宮崎市編
2014/08/12 12:24〜19:51


Chapter2-3に続く

Chapter2-1に戻る
「九州一周自転車旅行」に戻る
「お出かけ日記」に戻る

12:24 回り込み



 そろそろ北川って所だなあと思いつつ走ると前方で工事中。
トンネル工事?
規制はかかっていないようだが、無理して突入するのも危なそうだと思い
横の土手を通って回り道することとした。
(無事に合流できるか気にはなったけれど・・・。)

結果としては正解で、ぐるっと回り込むも無事合流。
よかったよかった。



西郷さん?



そして10号線合流後。
なんかえらい並びだなあ・・・。

13:14 延岡市街



 そろそろ補給をと思い走るも何も無い状態がしばらく続く。
雨もぽつりと来てかなりヤバいと涙目状態で走り続けると
ようやく賑やかになってくる。


見つけたローソンで補給も無事すませ、まずは一安心。
そしてこの辺りからかなり晴れてくる。
あちい。まあ、峠越え中で無くてよかったという所か。



 延岡はさすがに大きな街であり、
久々に安心して走っていられる。
ここ数時間、寂しいところにいたからなあ(笑)。

14:45 日向市



 延岡の街を過ぎて1時間ほど、だらだらと走り続ける。
地図上ではソロソロだなあと思いつつ進んでいると


いきなり日向市、と描かれた看板に出会う。
『あれ?市境見逃した?』と焦るも
スグに中央分離帯にそれが現れる。
なんであんな所に・・・。

 ということで、当初の目的地である日向市に到着。
そして問題に入る。
今日はここで終えるか、それとも宮崎まで頑張ってみるか、だ。

距離は70km。時間は15時。
夏場でもあるし、夕暮れまでは後4時間、
峠の様なものは無く、そして宮崎市街に入ればまあ夜間走行もなんとか可能とあって
無理では無い世界。
問題は、ここまでで130km走っているということだ。
正直、しんどい。
しかしなあ、今日宮崎まで行っておけば、
明日は鹿児島までたどり着ける・・・。

 しばし道端で悩むもがんばることと決める。
そして、後悔する。

15:38 海岸沿い



 南国ムードな椰子の木と共に進む。
が、本人結構そんな余裕無し。
ホンのちょっとのアップなのにかなり疲れる。
『やめよっかなあ・・・。』とよぎる。
しかしこれは序の口、問題の始まり。
忘れていた、山陰で味わっていたあの
海岸沿いのアップダウンを。



 最高でも数十メートルクラスであり
おそらく普通の自転車乗りなら苦でも無く走り抜けるレベルではあろうが
苦戦させられた。
 最初だけだろうと思っていたアップダウンはその後も切れ目無く続き
容赦なく体力を奪っていく。
そして焦る。時間が間に合うのか、と。
これは辛かった。





 美々津大橋。手前まで来るもどう見ても渡れなそうな雰囲気。
ちと戻ってみると通行禁止の看板。
もっと目立つように書いてください・・・。
ぐるっと回り込んでいくと歩道に乗ることが出来るのだが
このぐるっとの部分が案内全然無いので要注意。
そしてこの先もアップダウンなんだな。



 一旦海岸沿いが終わり、平坦な部分に出る。
ここらの稲は早稲種なんだろうか、もう収穫をしていた。
お盆時期にとは、早いなあ。

16:25 都農町



 お次の町に入る。
ここはとある目的があるので、ちょっと左折し10号線から分かれる。


それがこれ、宮崎リニア実験線。
リニアモーターカーの技術はここで蓄積され、
山梨に移って更に精度を上げて今日に至る。
畑に沿って延びる直線、今はソーラーパネルが設置されているだけの状態ではあるが
なるほどねえ、ここで行われていたのか。



 数kmに渡る実験線との併走が終わると、
あとはひたすら宮崎への道となる。
いわゆる裏道的なところで多少の登りはあるが、
信号もろくになく飛ばしまくりな道。
まあ、こっちは残り体力でなんとかやってるって感じではあったけれど・・・。
ちなみに海沿いの道ではあるが、海はほとんど見えず
たまに木々の間から少し覗く程度です。

 途中、川南駅を通過して。

17:25 10号線へ



 裏道ルートも終了し、10号線へと戻る。
さて、この実験線ルートは10号線から下った所にある。
ということは、そう。登るのである、10号線へ戻るには。
8%の坂がとにかくきつい。
なんとか戻って一息入れたいところではあるが
時間も迫ってきたのでとにかく前に進む。
つれえ。



 高鍋町に入った辺りから道は一段落し
やっと落ち着くことが出来るようになる。
足を休ませ休ませ進む。
続いて新富町。もうこの辺はただ走るだけ状態に。
そして段々と車が増えてくる。

18:27 夕焼け



 日が暮れてくる。
そして雲が夕陽に照らされる。
綺麗だった。
涙出そうなぐらいに感動した。
力出し切ったこの日を祝ってくれるような空。
僕は決して忘れないだろう。

 といいつつも、まだまだ道はあるんですけどね・・・。

18:41 宮崎市



 日向大橋を渡ると遂に宮崎市入り。
長かった、遠かった。
しかしあと10kmぐらいだ。気合いを入れる。



その先で10号線は二つに分かれ、右がバイパスルート
左が一般道ルート。
山の方に行きそうだなあということで左の一般道へと入る。



 ここからはよくある片側1車線の道。
交通量は結構多め。
歩行者なども多く、山道とは違う意味で厳しい戦いとなる。
こんなところで事故ったら洒落にならんので、とにかく慎重に。



 おお、シーガイア。その名を目にするとは。
ここの有名なドームプールが解体になったんだってねえ。

19:26 宮崎北バイパス



 先に分かれた10号線が合流後、
今度は宮崎北バイパスとなって進む。
このほかにも道はあるのだが、
すっかり暗くもなり、道に迷いそうなのでそのまま進む。
単なるまっすぐな道で迷う事も無いのだが
既に190kmオーバー、疲れ切っていたこともあり
なんども地図で確認しながら進んでいく。
よって異様に長かった記憶がある・・・。

19:51 JR宮崎駅



 ようやく到着。宮崎駅。
大分から距離200km。ほんとよくやったわ、お疲れ様でした。
疲れてぐったりしながらホテルに向かい、
その後、お土産買ったり食べ物買ったり・・・と思ったのですが
中のKIOSKは20時閉店。
近くに店もあまりなく、セブンイレブンのお弁当となるのでした・・・。
(走ればあったのかも知れないけれど、もうさすがに走れなかった。)


Chapter2-3に続く

Chapter2-1に戻る
「九州一周自転車旅行」に戻る
「お出かけ日記」に戻る

© 2014 hits All Rights Reserved.