山陰横断自転車旅行Part2 神話の国へ編

Chapter3-3.兵庫県香美町〜鳥取県鳥取市編
2014/05/02 13:40〜19:05


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13:40 どっち


 街を抜けると再びバイパスの入り口が現れ、車はそちらへと通る。
はいはい、またですねと進むが、先は丁字路。どっち行けばいいの!?

海沿いに行くから右折してみたが、それが正解。
あってて良かったあ、大抵こういうときって逆に行くのよねえ。

13:48 一山


 道の途中で警備員のおっちゃんに餘部までの道を聞くと
一山越えればスグと言われた。
というわけで一山を登るが、まあめんどい。

だらだらと登り続け、トンネルを2つほど抜けるのだが
このトンネルがまたなんと申しましょうかなトンネルであり恐い。
いやー、ホントしんどい。特に精神的に。


トンネルクリアし、下れば餘部です。
 
14:10 餘部


 山陰線の有名スポットの一つ、餘部。
かつては明治時代に作られた鉄橋がかかっていたが
2010年にコンクリート製の橋にと切り替わる。


当時の橋は一部が残され観光地化されている。

まあ、こんな顔パネルも(笑)。

当時切り替わりニュースを聞いたときには
『ふーん。』ぐらいの感想しか持たなかったが
その場所に来ることになるとはねえ、感無量。


14:44 桃観トンネル


 餘部を出ると再び登り坂、ここに至るまでと同じ位を再び登るのだが
気分的にはここがかなりしんどかった。
お馴染みだらだらと数キロにわたって続く道。
40kmほど走ってきて、そろそろ疲れも出てきたのかなあと言うところか。
とりあえずここを越えないことには話にならないため
頑張って進む。
やっとでトンネルが見えてきたときはどれほどホッとしたことか。


ちなみに新しいトンネルが出来るようです。

14:54 浜坂


 浜坂の町に入る。
川沿いに久々淡々と平地を行くので楽と言えば楽なんだけれど
ちと退屈で眠気襲ってきたりして(笑)。

いよいよあと35km。なんとか日が落ちるまでにはたどり着けるかな。

この後は淡々と178号線を行く。

少々登りがあったりトンネルもあるが、それほど難しくないところなので割愛。

海など眺めつつのんびりと。
ただ、車には気をつけてね、細い道なので。

15:46 難所へ


 再びバイパスと別れ、自転車は直進へ。

まあそれ自体はいいのだが、その先の道が難関。
遂に来たかとドキドキする胸を落ち着ける。
その名も「七坂八峠」。
過去の挑戦者達の記録を見ていてもかなりの苦労が想像され
ある意味で今回の旅がイヤだなあと思っていたのがここ。



 こんなのをくねくね進み、上から見るとこんな感じ。
正直登る気を無くすでしょう・・・。
と思ったんだけれど、以外とクリアしやすかった(笑)。あれ?


 くねくねと行くのが返ってメリハリ出て登りやすいこと。
そしてその坂自体も割と平地部分が多くて進みやすいこと。
そして先のバイパス道が出来たおかげで車がかなりそっちに流れたこと。
等々。ちょっと拍子抜け。
いや、苦しい坂道好きって訳じゃ無いんだけどね(笑)。


さすが高台、景色は良かった。

そして。

16:08 鳥取県


 遂に来たー。というわけで鳥取県。
噂には聞いていたが、峠を登ったところではなく
峠を下ったところにある県境。
確かに珍しい。

ここまで来られるとはねえ。ホント嬉しいや。


とまあ感動している間もなく、日暮れまで考えると2時間程度。
急がねばと下っていく。
途中のトンネルもさほど難所では無かったので、この辺はスイスイと。
16:38 大失敗


 しばらく道なりに進み、ふと前を見ると155号線の文字。
あれ?どっかで178号線と分かれたのかあ。
地図で確認。
まあそのうち合流できるからいいやと思って進んだが
これが失敗。素直に178号線へ戻るべきだったわあ。



 狭い道にかなり細かいアップダウンが続く道。
海沿いの景色を見る余裕も無い状態。
正直、ここでかなりの足を消費することに。
しんどかったよ、トホホ。

17:16 駟馳山峠



155線を抜け、やっと戻った178号線、そしてまた登る。
155号線でかなり足を使っていたのでしんどかったなあ、ここ。

広めの歩道が右側にあるので、そちらをちまちまと。

そして到着は鳥取市。
やったーというより疲れたああって気分(笑)。

17:21 砂丘道路


 そして分かれ道。右に行くと砂丘道路。
鳥取砂丘に出るらしい。
折角ここまで来たんだ。砂丘を見ずしては帰れないと鳥取砂丘へと向かう。
そして、ここがまた長かった。
すぐにかと思ってたのになあ。


 広い砂丘のある海岸沿いならば
アップダウンも無く、そしてすぐに広大な砂の風景が見られると思ったら
期待は裏切られ、微妙な登りが続く。
正直、その高さはたいしたことないんだけれど
ここまでの蓄積でかなりグロッキー、へろへろになる。

やっと登っての頂上で砂丘こちらの看板を見かける。
ホント辛かったなあ。
写真もぶれてるし(笑)。


そういや飛砂注意看板、初めて見た(笑)。

17:43 鳥取砂丘



 これがかの有名な鳥取砂丘。
でかい。東西が16km、南北が2kmとか。
ってことはこの海辺まで往復が4kmかあ・・・無理。
疲れ切ったことと、この後鳥取駅まで行かねばならないことを考え
呆然と見るに留める。
いや、ホント疲れてたのよ、この時(笑)。

裸足でも歩けるので機会があれば歩いてみたかったけどねえ。

18:10 駅へ



 鳥取砂丘を後にして駅へと向かうが、どっちだ?
とりあえずこれから向かう米子方面へ抜け、途中で見た看板を元に
自転車道を行くことにする。



 この自転車道、最初はいかにもな自転車道。
なんとなく多摩湖の周回道路を思い出させる下り道だったが

途中からは単なる民家横を抜けていく。
道路に描いてある自転車道などを見逃すと、迷うよ、これ!



なんとか千代川へと出て、広い河原をひた走る。
ここは荒川沿いっぽいなあ、広さといい。
なんとか走って暗くなる前に。

19:05 鳥取駅


 無事到着。ああしんどい。
お疲れ様でした。
明日も頑張りましょう。

おまけ1


 駅の近くで見つけた。
噂になってた「すなば珈琲」。
全国で唯一スタバが無い(2014/05現在)鳥取が
ある意味で自虐的に作ったカフェ。
中は普通の喫茶店みたいです(笑)。

おまけ2

 無事ホテルにチェックインし、買い出しに向かう。
今回は湿布薬を持ってくるの忘れたり、入浴剤が欲しいなあと
近くのドラッグストアを探してみるが、駅周辺見あたらず。
町の薬屋さんならよく見るという状態。
都内だと薬屋=ドラッグストアという感じだからなあ。
結構違うものなのねえ。

 困ったなあとネットで調べると、駅から離れた場所のショッピングモールにマツモトキヨシあり。
ついでにイオンもあるのでそこで明日の朝食なども仕入れようと
再び自転車で鳥取の夜の町へ。
普段、ホテルにチェックインしたら即寝なので、珍しい出撃に(笑)。

 到着のショッピングモールではユニクロもあり、
急遽スウェットズボンを購入。
ホテルの備えつき寝間着またはコットンズボンでいいやと持って来なかったけれど
やっぱり寝づらいのよね、アレ。

 そして買い物終わり、ホテルに戻って気づく。
Tシャツを持ってくるのを忘れたことを。
・・・先に気づいていればユニクロで買ったのに。
結果、毎晩Tシャツを洗濯し着回すことに。
なんでこんな事に。

 

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