山陽横断自転車旅行Part3 目指せ本州一周 山陽三県横断編

Chapter4-3.岡山県備前市〜岡山県倉敷市 JR倉敷駅編
2017/10/07 14:18〜19:16



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14:18 岡山県



 到着、本州最後の訪問地、岡山。
遂にここまで辿り着いたかあ。
これで(かすめただけのような所もあるが)本州は一通り巡ったことになる。
やれやれ一段落・・・と言いたいが、それよりとにかく先を急がねばという気持ちが先行し
喜びもそこそこに下りへと入る



その道がこちら。
何度も繰り返しになるけれど
登りより下りが恐い。
横を車がかっ飛ぶ度にドキドキですわ、ホント。



下って少し行くと、



 海沿いに出る。潮の香りはほとんどしない。
なんだか不思議な感じ。
岡山辺りに来ると、ああ瀬戸内海に来たなあという気分になるねえ。

14:35 JR日生駅





 日生と書いてひなせと読む。
小豆島行きフェリーが出るこの海沿いの町には
ある有名な食べ物がある。
カキオコ
牡蠣のたっぷり入ったお好み焼きがこの辺の名物。
多くの人がシーズンになると訪れるとのこと。
そのシーズンは10月下旬頃から・・・
惜しかった。





 駅を通り過ぎると道は一段と狭くなり、そこを縫うように進んで行く。



やれやれと思ったら、今度は線路沿いの緩やかな登り道。
正直たいしたことの無い登りだったのだが
道の狭さと路肩の狭さがなんだか異様に疲れさせた。



 その先はまた海沿いの道に戻る。
時折広めの歩道があり休憩も出来るが、基本は狭い道を車とすりながら走る。
これで車が通らなければ、瀬戸内海を眺めるいい走りになるんだけれども
よそ見なんて出来ない状態。残念至極。



 工場横を抜け、マックスバリュが見えてくると
いよいよです。

15:08 2号線



 川沿いの道を行くなどして走っていくと、丁字路にでる。
久々の2号線だ。



 山を抜けてきた2号線と海沿いを行く250号線。
ようやくの再会となる。
ここからは2号線を走り、岡山の街を目指す。
残り25km、夕暮れ迫る気は焦る。



 さて、その2号線。
こんな感じです。
走りたくないです。

 なぜにまたこんな道なのさ。
線路に挟まれた一本道。
しかも基幹道路だからトラックが後ろからビュンビュンと走って追い抜いていく。
自転車走っちゃダメなんだろうか、ここ。
ああ、生きた心地がしない。
全神経集中して走る。

 しかし岡山県民全員が車に乗っているわけでもあるまい。
実は地元民用の安全道路とかあったのかなあ。
今にして思うと。



 少し先を行った辺り。
ああ、難儀な道を行くことになった物だ。

15:34 瀬戸内市



 瀬戸内市に入る。
そしてここらからようやく太陽が本格的に復活する。
このくらいの陽光を午前9時頃の姫路駅で想定していたのだが、
なんだか随分待たされた気がしますよ。



大きな川を渡る。吉井川。



大きな川、吉井川を渡る。
川岸にグランドがあったりとでかなり広い川だなあ、ここ。
そんな川を渡りきった先は毎度の法則で。

15:42 岡山市



 別の街。
到着しました、岡山市。
いやあ、ようやく来たよ。
朝の雨の時点では今日中に岡山まで辿り着けるかも不安だったけれど、
まずは一安心、駅までまだまだだいぶ遠いけれど。



ちなみにこの橋、岡山側に降りていくときはこんなで恐かったです。
ここも迂回路あったのかなあ・・・。

15:49 250号線



 高架に向かう車と左の脇道。
毎度お馴染みのバイパスの気配。
逆光でまったく見えない看板を目をこらしてみれば
右に250号線とある。1時間ほど前まで走っていたあの道路。。

 目的地へ向かうのであればこのまま2号線を進めば良いのだが
島根方面・四国方面へと何度か通過している岡山駅。
それを素通りするわけには行かないなあと言うことで
ここからまた250号線へと舞い戻る。
またしばしのお別れです、2号線。



 その250号線。岡山駅へと向かう道路だけあって
こちらも結構な交通量。
毎度の狭い道を恐い思いして抜ける。



 あと14km。
すぐ岡山駅に辿り着けるかと思っていたが、結構遠いなあ。



 迷う事のない一本道なので、淡々と進めば良いのだが
こういう道は単調である意味飽きる。
また市街地の道は信号ストップなども多く
かえって人気の少ない山の中の方が早く走れたりする。

日がだいぶ傾いてきた中、早く着かねばと気は焦るが先は長い。
途中目に付いた施設などを地図と照らし合わせ、
あと何キロか、数えながら進む。

16:30 もう少し



 逆光でまったく見えませんが、
右方向へ行くと岡山駅とある。
よし、もうひと踏ん張りだ。



 辺りもかなり賑やかさをまし、人の数も増えて駅そばであることを感じさせる。



 この川を渡れば、ほらすぐに岡山駅!





の筈だったのですが、さて今どこにと案内板を眺める。
割と遠かった(笑)。

16:46 JR岡山駅



ぐるっと走った先に大きな道路。
そこを右に曲がると見えてくるJRの文字。
ああ、岡山駅だ。



 岡山駅は旅の拠点となる駅である。
四国への旅は岡山を経由した。
最初の今治、次の窪川、そしてラストの丸亀。
山陰地方も岡山が経由地となった。
出雲市駅から戻るとき、そしてまた向かうとき。
改めて書いて見ると、ホントお世話になっているものだ。
きびだんごも随分と買ったもんなあ(笑)。

中国地方有数の都市である岡山。
それだけに色々充実もしており、
本日の宿をここにとってのんびりしたい所ではあるが
流石にそれは明日の行程が辛い。
本日の旅はもう少し続ける。

17:05 倉敷へ



 本音を言えば福山まで行ければかなり明日が余裕になるが
ここ岡山駅からは60km。
車ならスグだが、僕の足では6時間コース。
流石に無理だ。
ならばと選んだ倉敷、ここなら約2時間コース。
今が17時なので最後は夜間走行になるが、だいぶ駅に近づいた頃に暗くなるはず
ならば行けるだろう、そう踏んだ。



 それではと意気込んで走り出したが、迷った。
最初は2号線へ戻ろうと思ったのだが、土地勘の無い所でいきなりの行動はやはり難しいね。
手持ちの地図とにらめっこしつつ場所を特定したつもりも
道路を行ったり来たり。



 だんだんと時間がなくなり、辺りも暗くなる。
うーん、やばいなあ。
スマホのGPSに頼りながら特定していく。
あってよかったスマホ。
12年前には信じられないアイテム。



 ようやく倉敷への道、162号線へと辿り着き走り出す。
岡山駅からしばらくは片側2車線の走りやすい道路を行くが



途中から片側1車線になる。
倉敷方面へ抜ける道なのか、常に交通量は多かった。
走行には十分に注意されたし。

ここらから暗くなったので写真が無いのですが・・・
途中で、右折倉敷駅北口の道路標識がありますが、
夜間走行であればそのまま162号線を進んだ方がいいかと思います。

確か、この辺
https://www.google.co.jp/maps/@34.6291923,133.8028809,18.13z

確かにいずれは倉敷駅北口に出るのですが
山陽自動車道沿いのかなり暗めの道を抜けていくので
すごく不安になります、なりました。

18:37 そろそろ

 日も沈み辺りは夜。
と言っても時間は18時半過ぎ。
普段だったらまだまだな時間でこれから出かけるなんてこともあるが
見知らぬ地では+数時間される気がする。
もう大分夜も更けた感じ。



ようやくの駅こちらの看板に心躍らせ左折する。
道をまっすぐ行けば賑やかな場所。
アリオ倉敷。
セブン&アイのショッピングモール。
随分と賑わっている。
時間も時間だし、ここで夕飯と明日の朝食になる弁当や
お土産などを物色する。

 そういえば余談ですが、スーパーにあるお土産コーナーって
誰が買うんだろうなあと思ってたけど
僕みたいな人が買うのね、旅してわかった。
駅で買うと荷物になるのともう疲れていて選ぶのが面倒になるから(笑)
こういう所で買っておくと便利なのね。
なんでもやってみないとわからないものだわ。


19:16 倉敷駅



 買い物も済ませ無事倉敷駅到着。
本音を言えばもう少し稼いで起きたかったが
土地勘の無い所での夜間戦闘は非常に危険
ということでゴール。
114.5km
雨スタートや豪雨に打たれるなどアクシデントはあったものの
無事到着で何より
お疲れ様でした。



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