四国一周自転車旅行Part2 延々と海岸線編

Chapter4-2.高知県室戸市〜徳島県海部郡美波町編
2015/04/25 10:26〜15:30


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10:26 202号線



 1時間ほど前に分かれた道の合流地点がここ。
70m程度とは言え、山の中を抜けてくるのね。
やっぱり(笑)。



 甲浦、次に電車に逢えるそこまで32km。
いやあ、まだあるなあ。

 この先の道はせり出した山と広がる海の間の細い一本の道を
ただひたすらに走るだけという感じ。
まあ正直なところ、走るしかやることが無いって感じですわ。
ただひたすらペダルを回すことに。



 補給はたまにある自動販売機ぐらい。
室戸市街で補給してから挑むが得策。
ただ、今回は春だったのでよかったけれど
これが夏だったら炎天下逃げ場無しで補給もわずか。
オススメできないなあ、これは。



 途中にあった夫婦岩。
柵で入れず、残念。



 あー、あの先辺りからせっせと来たんだなあ。

 

途中であった住宅地。
漁師さんち?

11:15 お店



 確か、ここが久々に見るお店。
いやあ、この道ではホント貴重ですわ。
こういう所。



 で、この辺りに家があるからそろそろ住宅地を抜けることになるかと思いきや
またひたすらに走る日々が帰ってくる。
ああ、景色はいいのだが・・・眠くなる。




道は一直線なれど、ややアップダウンあり。
まあきついのはないので、ロード乗りなどであれば
楽勝かとは思うけれど。



徳島まで100km。
そしてその先にある看板がお寺間の距離を表す。
先ほどの最御崎寺が32km。
そしてその前、第二十三番札所薬王寺が46km。
都合78km、これを歩くのだ、お遍路さん達は。
この、ある意味で何も無いような道を。
ときに雨風にさらされながら。

 この日もそんなお遍路さん達と何人もすれ違った。
その間、何を考えて歩むのだろうか、ただひたすらに。



 やや登った先に「伏越ノ鼻」とある。
峠ではなく、鼻?
由来などはわからず、なんだか珍しい名前だなあ。



 下れば久々に海水浴でも出来そうな海辺を見る。
ああ一息入れられるかなあと思ったが


またもアップダウンコース。
久々のトンネル付き。まあここは歩道があったので平気であったが。

12:27 生見(いくみ)



 再び民家がちらほら。


ここらが生見、地図によるとサーフィンで有名な場所らしい。
ということでボードを持ったお兄ちゃん達を何人も見かける。
ただ、それだけ有名な場所なのでと思い、
多少期待していた補給については期待外れか。


個人商店みたいな店と、このコンビニ・・・という名の自動販売機ぐらい。
まだまだだなあ。



 軽く登り、トンネルの先を下ると
ちょっと風光明媚な感のある場所に出る。


いい景色だなあ、この辺。

12:42 甲浦



 目の前に見える看板。
約4時間半ぶりに目にする「駅」の文字。
よかった、と安堵する。

 室戸岬を問題なく周ること
そして出来れば翌日以降の行動が取りやすい場所まで行くこと
これを命題としていた。
そういう意味では大成功とも言える状況じゃ無いかなあ
今回は。

 日射しはまだ高く、わりと平地が多かったので
足もそれほど疲れていない。
これならだいぶ先まで行けそうだ。
ホッと一安心。




 夏だと海水浴で賑わうのかなあという白浜を眺めつつ進むと
少々登って高い所にかかる橋を渡る。


まあ、昨日の浦戸大橋とは違ってこっちは渡りやすいが。


ここからの眺めは中々によい眺望だったなあ。
水が綺麗。



そしていよいよ。

12:51 徳島県



 さよならよさこい、こんにちは阿波踊り。
徳島県に入る。
トンネルの手前が県境って珍しいなあ。
過ぎたところでってのは何度もお目にかかっているのだが。



 その出迎えのトンネルだが、
歩道があるにはあるんだけれどもやや狭く、
スレ違いは少々困難。
お気を付けアレ。



 抜けたところでコンビニ、セブンイレブン。
ちょうどこの2ヶ月ほど前高知県にセブンイレブンが上陸とニュースになっていたのだが
一方の徳島は至る所にそれがある。
隣の県でこうも違うとは。




 その先やや下った後は海沿いを。
まあ順調な一本道という感じかな。
ここらでも何人ものお遍路さんとすれ違う。
この時間、本日は何処まで歩かれるのやら。

13:48 海部駅



 久々の町並み、海部。
ここらでちと仕入れておかないと、しばらく何もなさそうなので
スーパー、コンビニと立ち寄って色々購入。
まだ先は長そうだし。



 そしてその先には久々に登坂車線。
これがあるって事は急坂なのかと覚悟決めるも
さほどではなくクリア。


とはいえその先も続く山道、トンネル。
せっせと走る。



14:55 牟岐



 1時間ほど山道を抜けて、牟岐に到着。
ここから先が久々の試練コースに入る。
しばらくおとなしめのアップダウンであったが
ここは久々の100m台の登り道。



 だらだらと登っていくのだが、
困った事に道が狭く、左車線の路肩が心許ない。
右の歩道に逃げるも走りにくく、色々やりにくい。


 第二十三番札所薬王寺までようやく10km。
自転車でこれだけかかるのだから歩きでは、いやはや。



 途中で看板、最低限ここまではと思っていた阿南まで40km。
この時15時半。なんとか行けそうな感じか。



 しばらく登ってくると頼みの綱の歩道も消える。
覚悟決めるかあ。
そして道にはグリーンのライン。
なんだろ?と思ったらお遍路さんが通るのでという意味のラインらしい。
さすがは四国だなあ、というところ。

 ただ、気遣って避けてくれる車も多いんだけど
飛ばすのも非常に多い。
全国割とあちこち走ってきたが
四国は荒い感じがするなあ、運転。
こんな細い道を飛ばすのは止めようよ・・・。
お気を付けアレ。

15:30 美波町



 ここらまで来ればとりあえず一段落。
下って山間の一本道をひた走る。


空気が綺麗ではあるんだが、それをのんきに味わってると
後ろからびゅんと来た車で危ない。
やれやれ。



 なお、補給箇所は写真にもある自動販売機ぐらいかなあ、ここも。
一山越えてお疲れの補給は事前にすませておきましょう。



 日和佐トンネル。
地図で見てその長さにちと不安を覚えるも、歩道があって一安心。
ただスレ違いには苦労しそうな幅だったけれど。
車の通りは少なめなのでロード乗りならば車道で突っ切るのもありなのかもねえ。
ただ、後方には気をつけて。



 お遍路さんの休憩場。
こういうのが割と普通にあるんだよねえ、四国。



 少々短めのトンネルなど抜けてしばらく進むと
日和佐の道の駅に出る。
ようやく補給出来るよ、やれやれ。

ちなみにここまで来るルートは僕の走ってきた55号線の他に
もうちょっと海沿いを行く147号線ルートがある。
山越えがイヤだなあとそっちも候補に見てたのだが、
さらにきつそうな道。
多分景色はいいんだろうけれど、オススメしにくいなあ。
ストリートビューなど見ると特に。

 さて、この道の駅を過ぎるといよいよ登場です。


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