東海道自転車旅行 第2部(静岡〜名古屋編)

Chapter2-5.静岡県湖西市〜愛知県豊川市編
2005/08/10 06:30〜12:00

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2005/08/10 06:30 起床

 おはようございます。
普段じゃ絶対起きないような早い時間です。
さすがにだるい。

ところで、前日気がついたのですが、
グローブの片方、右手分が無い。
どこにも無い。
・・・落とした?
起床後改めてバックひっくり返し探してみるけれど
やっぱり見つからない。
すっごい奇跡で駅に落ちてたりしないかなーと
淡い期待を抱いておく。

07:10 ロイヤルホストで朝食を

 朝飯をどこかでというわけで
駅前のロイヤルホストへ。
今日も体力をいい感じに消耗しそうだから
豪華に食事と思ったけれど
ここ、朝はモーニングセットになっちゃうのね。

うーん、和風ハンバーグ。
昨日の昼以外、みんなハンバーグ。

■ルート設定
 さて朝食末間、本日の行動検討会です。
●ルート1
 鷲津駅まで戻り、昨日下ってきた坂を上り頂上到着。
続きを実施。
 
●ルート2
 鷲津駅まで戻り、3号線沿いに進み、1号線との合流を目指す。

●ルート3
 新居町駅まで戻り、3号線ルートを実施。

色々考えましたが2番採用。
昨日の迷い道を再び通る気力は置きませんでした。
というよりはこの3号線ルートの方が走りやすくないかなー。
地図で見てると。
厳密と国1にこだわる人以外ならこっちがいいのかも。
「継続」でいうならばルート3の新居町駅から継続するべきと言う意見もありましたが、
さすがに面倒でパス。
まあ新居町〜鷲津間は遠回りながらちゃんと走っているし、うん。

そんなこんなでハンバーグ到着。
愛・地球博行きのバスなど眺めながら食事。朝から濃い。

08:10 浜松駅

 というわけで浜松駅から電車に揺られて鷲津駅へ。
電車が20分待たされて長いなーと思ったけど
普通こんなもんだよねえ。
3分おきぐらいに来る東京が異常なわけで。

08:50 鷲津駅


 弁天島など通過して駅到着。
相変わらず泣けるほど早く僕の苦労の道のりがすぎていくなあ。

駅で期待せずにグローブ聞くけどそんなものは無いとの事。
ああやっぱりね。
大月戦、群馬戦、健闘ありがとうね、僕のグローブ。

朝9時頃だってのにもう暑いのなんのって。
やれやれと思いながら自転車を組み立て搭乗してみれば聞き慣れぬ音。
「ばふん」
『ばふん?』

 あー、そういえば昨日の夜触ったときに後輪の空気が少なくなっていたけれど
あれパンクだったかあ。
確かに完全に空気がない。
『やっぱり。』

 携帯空気入れおよびパンク修理キットは持っているけれど
この暑い中空気入れを行うのはいやだなあ。
というか、そもそもパンク修理したこと無いので不安。
もちろんマニュアル本も忘れてきた、家だ。

 いろんな意味で嫌になりかけ、
このまま帰ろうかなー。
今回は浜松まで。
まあよくがんばったよ。
暑いし、しかたないさ。
なんて考えつつブラブラしてると駅前で自転車店を発見。
助かったぁ。
修理を依頼。


「こんなにぐらぐらなものなの?」
店のおばさんに言われて見てみれば、
空気を入れるバルブ部分がやけにぐらぐら。
見事に折れている。

   ┌─┐バルブ
   │  │
   │  │←この辺、バルブとチューブとの接触面が折れてとれかかってた
──────── 
   チューブ
──────── 

たぶん昨日、暗闇の坂を下っているときに
ちょっとぶれたので、その時折ったんだろうなあ。
へこむ。

幸いにも予備チューブは持っていたので
これと替えてもらうことに。
グローブに続いてチューブもか。

ここまでの臨時出費

グローブ  3000円ぐらい
チューブ   700円ぐらい
修理費   1500円

 修理完了後、お礼を言って店を出る。
朝一から色々へこんだがとりあえず3号線沿いに「豊橋」を目指すことに。
そっから先は状況次第。
でも結局は行けるところまでいっちゃうんだろうなあ。
そんな気分。

09:30 3号線


 最初からこっちにすればよかった。
細い道だけれども平坦でよっぽど走りやすいよ。
あー選択の失敗。まあいい経験か。


昨日僕が迷ったであろう風景を左手に眺めながら
のんきにサイクリング。
左前方奥、Suzukiの工場だ。
あの辺りでうろちょろしてたんだろうなあ・・・。

09:45 急な坂


 ところが現れたのがこの坂。
えー、こんな所登るの・・・。
とはいえ迂回する場合、昨日の坂道・山道に行くことになりそうだし。
がんばるかー。

結果的に言えば
登ればそれほどではなかったけれど
見た目のインパクトはかなりでかい。
距離は500メートルぐらいです。


10:05 愛知県

 しばらく道なりにゆったり進む。
ホント快適だわー。この道は。
そんな事考えていたら現れた看板。

『お!愛知大学なんて名前を見るとは、
そろそろ近づいてきたなー。』

あれ?川の名前の下に愛知県って書いてある?



信号の先、3号線?
じゃあ僕はどこを走っているの?


左に曲がると歩道橋に「豊橋市」。

今回はこんなのばっかりだよ。
おめでとう愛知県到着。
・・・県境がわからなかった。
ずーっと3号線来ていたつもりでどっかで間違えたんだろうなあ。
そこには標識があったんだろうけど、探しに行く気にならずにパス。
トホホ。


右手に見えた岩肌。なんだったんだろ。

とりあえず後10キロです。
10:30 お久しぶりの1号線


 1本道をしばらく行けば、国道1号線と合流。
お懐かしい。というよりいつ以来だ。


ここから先の1号線はしばらく
片側2車線の道路。
完全に分割する中央分離帯。
愛知に入って初めて出会う国1、
うまく言葉で表せないけれど
「立派な道路」振りにへー、と驚き。
これまでは片側1車線とかばっかりだったからねえ。

 まだ午前中だというのにさすがは夏、暑い。
頭の中で歌を流しながら必死に自転車。

11:00 路面電車

 ある意味でターニングポイント、目的の地、豊橋到着。
昨日はここまで来ようとしてたんだよなあ。
無理だってば(笑)。

 さすがにここまで来れば、朝の不機嫌も何処へやら。
目指せ名古屋の気分。ガンガンと進む。



路面電車、豊橋でも走っているんだねー。 

11:22 300キロ

 左手に水滴。雨だ。
まあ、この季節濡れてもすぐ乾くさとそのまま走り続ける。
それに今泊まるわけにはいかない。
その時がもうまもなくなのだから。
幸いにも小降り、突っ切る。



後100メートルぐらいのところで橋、「小坂井大橋」。
え?橋の上で到着?
まさか、無いのか?
 橋の上にはどこにも無い。
折角なのにここもか・・・。



渡りきったところに待っていた300km。
ようやくたどり着いた300km。
ホントに遠くまで来たんだなー。東京から遠路はるばると
感動。

11:35 豊川市



 通過後はあっという間に雨上がり
またいい日照り。
祝い雨?

 道はただまっすぐと行くだけ。
夏の走りの2日目、300kmも越えて後はもうひたすらに
この状況が非常に疲れを呼んできて
とってもかったるい気分。
走りながらあくびしてるし。
惰性だけだったねえ。


名古屋までは60kmあまり。
着いたらどこか寄ろうかなあなんて言ってたけど
ついて夕方だなあ、こりゃ。

11:50 国府



 国府はこう書いて「こう」と読む。
それはさておき、国府駅近くに到着。
この辺りから右手に名鉄の赤い電車をみるように。


 上の写真の奥にちらっと映っているユニーへと立ち寄り。
朝から全然トイレに行ってなかったし、ちと冷房の効くところで休憩したいというのもあって(笑)。
さすがにへばってきた。

 ついでに時間も時間だしと、
お昼も調達。
梅・梅じゃこ・紫蘇の・・・なんだっけ。
まあとにかくおにぎり3つ。
ホントならこれもってちょっと景色いいところでなんて行くべきだけど
なんかもう億劫で店の前のベンチで食べる。

 おいしかったなあ、あのおにぎり。
梅の酸味、塩味、麦茶と共に味わう。
あっという間に3つ消費。

 食べながら聞くおばちゃん達の会話イントネーションが
東京はもちろん、静岡とも違うものに聞こえる。
ああ愛知に来たんだなーと実感。


お昼を食べて一息ついたところで
続く。

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