東海道自転車旅行 第5部(おまけ1 京都市内巡り2006GW編)

Chapter5-3.大将軍〜清水寺編
2006/05/02 12:54〜16:10

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12:54 大将軍

 先ほども気になった大将軍、地名です。
陰陽道の方位学に基づく名前らしいけど、
何かすさまじく立派そうなお名前ですこと。


 その付近にあったのがこちら「大将軍八神社」。
実にご立派な名前だ。

中はこんな感じ。こぢんまりとした感じが
江戸六地蔵で巡った品川寺を思い出すなあ。

13:07 北野天満宮


 菅原道真公、天神様を祭る神社。受験生の守り神。

 参道の両側には牛の像。
なでると体の悪い部分が直るとか厄が落ちると言われておりみんながなでてツルぴかに。
僕もつるつると。



そして本殿。
いつ来ても学生がお参りしている気がする。
如何にもな風情ある建物を見て回るのもいいかと。
そういえば「宮」だけどここは「赤」のイメージがないなあ。




さて、その道真公の読んだ句
東風吹かば
匂い起こせよ
梅の花
主無しとて
春な忘れそ
 これでも知られるように、天満宮と梅は切っても切り離せないモノ。
当然ながらここ北野天満宮も境内に多くの梅が咲き、
その最盛期は多くの人を集める。
前に一度だけ来たことがあるけれど、よかったなー。
あれほどまでに梅の香りが強烈でいいモノだとは思わなかった、ホント。
今でも折に触れて思い出す。
ホントに綺麗なんだよなあ。

まあ今回は5月なので葉っぱだけだけど・・・。


(■撮影:2004/02/22)





おまけ:


 通りの向こう、行列が出来ていて何だろう?
「茶」の文字に茶漬け屋だっけ?なんて思ったけれど
有名な豆腐屋さんとか。
へー。こんなに並ぶ程までに美味しいのかなあ。
Webページはこちら。とようけ茶屋へ

13:46 下鴨神社


 視線の先、山肌に大きな「大」の文字。
これが見えてくると、ああそろそろ鴨川だなあ。
地図も見ずに来たけれど、さてどの辺りにぶつかるのかなあと思いつつ走る。
『ああここか』と。

(※ 橋の写真 ■撮影:2004/02/22)

 この橋、ここをとある夏の日に通ったら
川の上を心地いい風がながれてきて
それ以来、たまらなく京都が好きになったんだよなあ・・・。
懐かしい。

 さて、その想い出の橋は下鴨神社のそばに架かる。
東海道編に書いたように鳥居を過ぎてからの長い森の参道が
名古屋の熱田神宮と何か重なる神社。
久々に寄ってみましょうか。


 下流から来た場合、住宅街の先にあるこの鳥居から参道へ。
しばらく歩き、通りを渡ると広がる森。

「神聖」な雰囲気というのはこういう事なんだろうなあ。
緑あふれる世界に身を置くと生き返ってくるよう。
おもわず深呼吸をしたくなる。


 さて、京都の五月と言えば葵祭。
明日5/3、ここで「流鏑馬神事」という
葵祭を代表する催しが取り行われる。
その下準備が参道の横で行われていた。

コースを見たけれど、思った以上に観客に近いところを通るんだね。
迫力あるけれど、怖そう。
(向こうから人が歩いてくるロープで囲まれた部分が走路らしい。
予行練習したからか馬糞が落ちてたりでご愛敬。)


参道の終わりを告げる赤い鳥居。
本殿が近づく。

「さざれ石」「相生社」など眺めつつ進むと


現れる大きな朱塗りの門。
ああ、いかにも神社だよなという色のイメージ。


そして本殿。
お参りお参り

15:00頃 上流へ

 さてこの後どうしましょうか?と。
このまま清水寺に行ってもいいんだけど、
ちょっと早いかなあという気分。
そうだ、「下」に来たんだから「上」に行ってこようかなあというわけで、
鴨川上流の「上賀茂神社」へ向かう。
昔歩いて行ったときは1〜2時間かかった記憶があるが
まあ自転車ならスグだろうし、鴨川をのんびり行くのもいいからねえ。


 三条より下流の辺りとは違う雰囲気の鴨川、
なんとも「のどか」な雰囲気がして好きな場所。
京都で一番やりたかったことが、鴨川沿いを自転車で走ること。
天気もいい中、川沿いを走る。なんて幸せな気分。

15:22 上賀茂神社


 下「鴨」、上「賀茂」同じ「かも」でも漢字が違う神社。
大きな広場、綺麗な水の流れ、
紅葉の時期は赤く美しい彩られる境内。
風景の美しさを持つ神社。
そういえば境内に馬がいてびっくりしたことがあったなあ。
あれ程までに近くで馬を見たのもここが初めてだった。

   そんな上賀茂神社。
駐輪しようと思ったら登録制とのこと。
観光客用の1度だけ登録も可能のようだったけれど
うーん、なんか面倒とまたの機会に。
中を色々見たかったんだけど、まあ仕方ないか。
(ちょっと時間が妖しくなってきたというのもあったりで・・・。
なんのために来たのやら・・・)

16:10 清水寺


 五条大橋から五条通に入って一路、清水寺へ。
途中、あの、昨日、滋賀からやってきた場所。
今見ても信じられないよなあ、ここが東京までつながっている道だったなんて。


 清水寺への坂を登る。
何度も登ったこの坂。前方の赤い塔。
今回はこればかりだが、まさかここを自転車で走る日が来るとはねえ。
もうすぐだ。

 赤く空に延びる塔。
いつ来てもにぎわっている門前。
京都に来たときには必ずといっていいほど立ち寄る場所なだけに
懐かしさもひとしお。



 入場券を買って本堂へ。
ちなみにこの入場券、縦長がしおりとしてちょうどいい。
そういえば今回有料の所に入るのってここが初めてか。
(入場券の写真撮って改めてみて気がついたけど、季節によって違うみたいね、コレ。
 バックが桜のモノと紅葉のモノ。
 なんてこった、今更気がつくなんて。)

 清水の舞台はあふれるほどの人。
一応平日の今日でこれならば、明日からのGWはどうなるんだろ。
 そんな清水の舞台、有名どころでみんな写真撮ったり下を覗いたりしてるけど、
正面からの長めって木々が見えるだけであんまり面白くないんだよねえ。
(■撮影:2003/09/01)



 下に見えるのが「音羽の滝」。
東山の山中を通ってきた湧き水が3つ流れ出て、
それぞれが「知恵」とか、「延命長寿」とか、「恋愛」の効果があるんだとか。
どれか一つだけをお祈りし、ひしゃくで受け止め飲む。
いつも行列が出来ている場所。
ちなみにこの水、売ってもいます。


 さて、清水の舞台からは左手に見えるのが奥の院。
京都市内が一望でき、季節とタイミングが合えば正面に沈みゆく夕日が拝める
僕が清水寺で一番のお気に入りの場所がここ。



 その奥の院から。
京都タワーが目立つ京都市内。
何度見ても好きな風景。
いつ見てもただただ「ああ、いい。」それだけの気持ちにさせてくれる場所。

 夕焼けまでいたかったけど
この季節、日の入りは18時過ぎ。
さすがにちょっとそこまではいられない。
残念だけど、また今度に。

(■撮影:2004/03/15)




 夕焼けの代わりにと、雲を通した陽光が筋となり天国からの光の様に輝く。
綺麗だった。
これを見られただけでも今回来た甲斐があったなあ。


清水寺を堪能しながら
続く。

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