山陰横断自転車旅行Part3 苦闘のアップダウン編

Chapter7-1.島根県浜田市〜山口県萩市
2014/07/20 06:00〜14:48


Chapter7-2に続く

Chapter6-4に戻る
「山陰横断自転車旅行」に戻る
「お出かけ日記」に戻る

07/20 06:00 JR浜田駅



 早起きしたはいいけれど、ゴロゴロしてたら出遅れた。
何はともあれ今日も頑張りますか。
駅近くのセブンイレブンで補給し、まずは9号線を目指す。


 そして合流すれば、早速登場のアップダウン。
30メートル級を何度か乗り越えていく。
今日はわりとこんなのが続くんだろうなあと思っていたが、
これはまだ序の口であった。



 この周布あたりで一服つけたが
朝一からしんどいわ、さすが山陰。

06:42 アップダウン祭り



 この辺りから登って下ってまた登るの繰り返しが始まる。
それぞれの高さは70メートル程度ではあるのだけれども、
こうも続かれると正直かったるい、めんどくさい。
そのうちに『谷を埋め立てて高さ揃えろや!』
なんて無茶な要求もしたくなる。
ひどい話(笑)。



 だって、こんな海辺まで下がりきったあとで


こうやってまた登る。
ホントしんどいわ。
朝方もあるのか、交通量が多少少ないのだけが救いか。
補給箇所がほとんど無いのが泣けるけど・・・。

07:28 三保三隅



 下ってきてやっと平地を見る。
地図で見ると、三保三隅。
なんだか馴染みのある感じの地名だ。

 ここまでの上り下りに疲れ、
ちと気合い入れるためにブラック缶コーヒーなど飲んでみる。



だって、ほら、また登るでしょ。
ああ、めんどい・・・。

07:57 益田市



 ようやく到着の益田市。
カントリーサインが人だけってなんか珍しいなあ。
あんまり記憶に無い。
ちなみに雪舟と柿本人麻呂。両者とも縁ある人、とか。
そういえば、ここの道がやけに新しくキレイだったなあ。

 

 その後、鎌手駅を過ぎ、
またもアップダウンに嘆きながら市街を目指すと
191号線は右折という看板が出てきた。
実のところ、この191号線が重要だったのである。

 9号線はこの先、山の中を突っ切って瀬戸内側の山口市に出る。
ちと辛い山越えであり、また山陰編と言うことを考えるとそのルートは無し。
となると行くことになるのが、この191号線となる。

 よって道を間違えないようにと注意していたのだが、
『はて?ここから分かれるの?

 どう見ても高速道路の入り口だよ、ここ。』
横に少々細い登り道があるがどう見ても違うよなあ・・・。
と思い通り過ぎる。

 あとで調べて見ると、益田道路という高速道が走っていて、
これを抜けると確かに191号線に出るんだわ。
自転車通れませんってば、そこ。



 不安に思いつつも先へ進むと右折191号線の案内。
良かった・・・。
ということでここで9号線でお別れなんですが
その前に近くのイオンで食料などの仕入れ。
益田は大きな街なので色々あるけれど
この先は補給可能な場所がなさそうなのでねえ。
念を入れてあれこれと。

 しかし店内はクーラーが効いていて快適だったなあ。
そのまま居たかった(笑)。

09:51 191号線



 9号線と別れ、191号線に入る。
大きな川を渡り、右折して進む。


 最初はそれなりの街並みが広がるが、
すぐに海沿いの細い道へと入る。
キレイな日本海を眺めながらのんびりと行く。


 ふと前方に見慣れぬ建造物が現れる。
あんな高い所にナンだろ?道路?
と思ったがこちらもあとで調べると萩・石見空港への誘導灯とのこと。
飛行機全然乗らないからこんなのあるなんて知らなかったわ(笑)。



 空港過ぎた辺りから海沿いを離脱し、また山ステージ。
数十メートル規模ではあるのだが、やっぱり上り下りの連続はかったるい。
色々と肉体に来る、つまり辛い(笑)。
補給ポイントは自販機があったかなあ、ぐらい。



 途中に二カ所のトンネル。
最初の人形トンネルは約1キロ、ちと長め。
とはいえ、両者共に右側に歩道があるのでそれを頼りに進んでいくと。

11:05 山口県



 キタ━(・∀・)━!!!!
遂に本州の西端へ。
まさかなあ、まさかこの県の名前を目にするとは
感無量とはこのこと。
思えば遠くに来たもんだ、いやホント。

 ここから一気に下っていく。
やれやれと息をついていると、横をバイク軍団が抜けていく。
こういったツーリング集団見るのって久々なんだよなあ。
居ても良さそうなのにいつも一人きり(笑)。



 そして下った先は久々の補給ポイント。
ここのポプラの看板、白なんだよなあ、珍しい。
京都など観光地では景観理由でこういうのあるけれど
こんな山中で・・・なぜ?



 ここでおにぎりなど補給し、ついでに日焼け止めを塗り直して
再び軽めのアップダウンに挑む。
日射しも良くてあっちいのなんのって。
気温は31度ぐらいでも、日射し強いと辛いのよねえ。


12:02 須佐駅



 どちら様?

 この先の区間は昨年(2013年)の豪雨の被害もあり
電車は通行止め、そして道路は復旧工事のため片側通行。
道路渋滞中。

 幸いにも向かって右側に歩道があるので
そこを淡々と進めば良い。
しかし、ここ、登り坂、なんだよね。
最大120mくらいの標高差、
そしてトンネルもあるというなかなかめんどい場所。
暑いが下手に止まると登れなくなるので、ゆっくり一気に登っていく。
工事のおっちゃんに見つめられながら、きつかったあ。



 幸いにもトンネルも歩道があるので
車とのマッチレース的な怖さは無いけれど、
ひたすらに続く息つく暇の無い場所はホント辛いわ。



 やっと切り抜けて坂道下ったところで集落。
お店は無かったが自動販売機を発見。
コーラをgkgk。
久々に飲むと旨いわ。
釣り銭切れのランプが点灯していたから
あやうく飲めない所だったけれど・・・。

12:40 海辺ルート



 久々に海辺ルート
途中でちょっとトンネル抜けたりもするけれど
概ねは順調な区間。


 ホントにいいよねえ、日本海は。
実にキレイだわ。


 こんな道をのんびり居られたらどれだけ幸せか。
そして登りが無いことがこんなに幸せとは(笑)。



 自然に出来たんだよねえ、これ。
一体どうやって。

13:17 山道ルート



 とか言っていたらまた山方面。
と言ってもここはまあ数十メートルぐらいが1つ。
これまでに比べれば楽(笑)。


線路沿い、田んぼ、いい光景だなあ。



 登って下っての先、道の駅。
発祥と書いてあったけど、そうなの?



 ここから萩方面までまたしばらくは、ひたすら海沿いの道。
なだらか平らな道なので楽なんだけど、
補給箇所は無いので、先の道の駅でトイレ休憩含めお忘れ無く。
というか、忘れて痛い目見た(笑)。


 萩の町に入る。
目的地まではもうすぐか。

14:48 松陰神社



 看板を見つける。松陰神社。
かの、吉田松陰を祀った神社。
折角なのでお参りとする。

 なお191号を来た場合、最初に左折とある看板、
ここで曲がるとさっぱり場所が分からないので注意。
住宅街彷徨っちゃったよ。



 歴史の授業では何度となく目にした
「松下村塾」。
その場所を実際に訪れて目にする火が来ようとは
まさに感無量。
そして人生いろいろ。

つづく。

 
Chapter7-2に続く

Chapter6-4に戻る
「山陰横断自転車旅行」に戻る
「お出かけ日記」に戻る

© 2014 hits All Rights Reserved.