甲州街道自転車旅行 第4部 さよなら20号線編

Chapter4-2.長野県諏訪郡富士見町 富士見駅前〜長野県諏訪市編
2006/11/03 09:26〜11:15

Chapter4-3に続く

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2006/11/03 04:30 起床

 おはようございます。
自宅から遠くなれば遠くなるほど起床も早くなるの法則に従い
まだ辺りは真っ暗な中での起床。
眠い・・・。
なんとか支度して出発。

 中央線で一路長野。
さすがに全行程鈍行は辛いので、八王子から「あずさ」に乗り換え。
朝7時台だし余裕かなあと思いつつ待っていると、
駅員の無線が聞こえてきた。

要約すると
<本日は自由席車両の乗車率が120%で混んでいる。
 よって指定席車両から自由席のお客様が乗り込むことを許可する。>
そんな内容。
ということはですよ、座れないこと確定ですか。
あっちゃー・・・。
見事2時間近くデッキに立ちっぱなし。
始める前からちょっと疲れた。

 
09:26 JR富士見駅


 約1ヶ月ぶりに到着、あの時はくたくただったなあ、富士見駅。
しかし、「寒!」
季節は11月そろそろ晩秋、標高約900メートル、そして朝の3点セット。
自宅周辺ではまだ暖かいからと舐めてたなあ。
夕方は寒くなるだろうと持ってきた上着を早くも装着。


 そんなこんなでスタート、
まずは前回諦めた「富士見峠」を目指します。

09:32 富士見峠


 駅から約1.1km。
時間にしてほんの数分。到着「富士見峠」。
こんなに近いんだったらあのとき行けば良かったかなあと思うけれど
まあ、朝一の元気ある時だからこそ思えるわけで
あのときのヘロヘロ具合じゃ無理だったろうなぁ。
何にせよこれで目的を一つクリア。
先を急ぎますか。


うーむ、9度か、そりゃ寒いわ。

09:44 茅野市


 隣町に到着。
朝方の締まった空気の中、下り道を快調に進んでいく。
交通量はそれなりにあるものの歩道もあるし、楽勝だね。



 辺りは紅葉中。いい景色だなあ。

 そんな風にのんきに眺めていたら
足踏み外して転けそうになってかなりびっくり。
安全運転に努めよう。うん。

 更にそのとき足元見たら何か違和感。
どうみても靴が左右違うのを履いている・・・。
うわ、恥ずかしい。
(寝ぼけ眼で靴選んだからなあ・・・)


 「かんてんのふる里」?こんな内陸後で寒天なの?
なんでも冬の気候が寒天作りに向いているということで
昔から寒天の生産が盛ん。
今でも角寒天の生産量のほとんどが茅野市とか。
へー。
てっきり海に近いところの大工場で生産だと思ってた。



 崖っぽい岩肌を囲む紅葉の風景。
いいねえ、これも。

 看板に別れを告げて進むと登り坂。
歩道もないし久々って事でちょっと緊張、まあそれほど距離は無いけれど。

目の前に距離表示板。
決戦は後3時間といったところかなあ。


 山あいを抜け、街並みが広がってくる。
その地方のお店など見るのって楽しいよねえ。

10:14 分かれ道


 両方20号線。
たまにあるよねえ、こういうの。
今回は塩尻方面へ向かうので右へ。
なんか左の方が綺麗そう。新道?

10:20 諏訪大社


 諏訪湖周辺に点在する著名な神社。
長野まで来たんだし、寄れるものなら寄りたいよなあと思っていた場所。
こういう看板があるならば是非にってことで左折し向かってみるが
行けどもその先には看板も無し。あげくは住宅街の行き止まり。
『あれ?』

 うーん。これ以上探してもなあ、時間も体力ももったいないし・・・。
というわけで断念。残念。

10:36 諏訪市


 諏訪市入り。
来年の大河ドラマの題材は山本勘助が主役と言うことで
この辺は大河ドラマで1年盛り上がるんだろうなあ。

 武田家・諏訪・信州辺りについては
新田次郎原作の武田信玄や池波正太郎の真田太平記、あれらを読んだことで
非常になじみ深い存在。
いいよなー、歴史の舞台巡りの旅。
あこがれるわ。


 さて、その諏訪市、ここで標高767メートル。
富士見駅が900メートルぐらいだったから、130メートルぐらい下ったのか・・・。
かなり下ったなあと思う反面、塩尻峠が1000メートルぐらいなので
またこの後、200メートルぐらい登るかと思うと、ちょっと憂鬱。

10:41 諏訪大社再び


 相も変わらず自動車と併走する20号線。
やれやれと思いつつふと目に入ってきたのが、この白い石造りの鳥居。
『あれ?諏訪大社!ここも?』
どうしようかなあとも思ったが、これは寄れという神のご意志って事だなあ、左折。
今度こそ。


 しかしながら鳥居通過後はまたもや神社とは関係ない道を進んでいく。
『あれ?神社はどこ?』状態。

そうこうしているうちにようやく発見、後1.5kmの看板。

ほっと一安心しつつ、田園&住宅地帯を抜けていく。
いつ着くのさ?

10:51 諏訪大社到着


 眼前に山が見えてきて、また行き止まりかいなの雰囲気。
不安にちょっとなりつつもようやく発見、到着。
諏訪湖畔に4つある諏訪大社の一つ<諏訪大社上社本宮>。


 やれやれと思いながら見渡せばかなりの人出。
まあ有名なところだからなあと確認すれば着物姿のお子様多数。
『ああ・・・。』
11月の休日という事で七五三詣でか。なるほど。


 駐車場の関係で先ほどの正面鳥居ではなく、
横の入り口から入っていく事に。


 まずお出迎えは長い木造の渡り廊下(?)。
なんとなく京都の東福寺を思い出すなあ。

 そして本殿(?)。
境内は人また人。
かわいい子供(孫)の記念撮影大会があちこちで大絶賛開催中。
人様の写真の邪魔にならないように&映らない(映りたくない)というわけで
歩くだけでも一苦労。とほほ。
とりあえずお参りすませてこの場からは早々に退散。

(おまけ)
■翡翠のおみくじ

 最近はこういう「おまけ」つきのおみくじが増えたなあ。
中にはこんな感じの石が入っている。なかなか綺麗。
おみくじの結果?内緒(笑)。

■明神の湯

 手水舎の横にひしゃくとともにあったわき水。
横の説明書きを見たら
「明神湯」と言うそうな。
へー、珍しい。
触ってみたらホントにあったかい。
飲もうかと思ったけどちょっと遠慮。

■法華寺

 吉良義周の眠る寺。
吉良義周というのはかの有名な忠臣蔵で悪役になっている吉良上野介の跡取り、孫にあたる人物。
例の騒動の後改易、信州へお預かりとなっている。
一昔前は12月ともなればかならず忠臣蔵を放送していたけれど、
最近はそうでもなくなったよねえ。

 さて、そんな感じでお参り終了。
再び20号へと舞い戻り。

 ちなみに余談ではありますが、本来の甲州街道は下諏訪まで。
さっき調べたら甲州街道終端の碑というのが建っているのだとか・・・。
あー、まあいいか。20号線シリーズということで続きます。


そんなこんなで、まだまだ続く。

Chapter4-3に続く

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