甲州街道自転車旅行 第4部 さよなら20号線編
Chapter4-3.長野県諏訪市〜長野県岡谷市編
2006/11/03 11:39〜13:15
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11:39 200km
諏訪大社から20号線に戻り、また道路沿いに進んでいく。
距離的にはもうそろそろだよなあと思いつつも
が、一向に見えてこない目的物に、ちょっと焦る。
ここら辺だろうと踏んでいた商店街は一斉に外壁工事中。
もしかしてその影響で撤去されているんじゃ無いんだろうか・・・。
かなり不安な気持ち、なんか前にもそんなことあったなあ。
と不安になりつつも発見。遂に東京から200km地点。
思えば遠くまで来たなあ。
非常に寂しい200kmの看板だったけど。
ちなみに201kmはちゃんとした標識。
そして後ろに控えるのが、かのセイコーエプソン。
色々手広くやってる会社だけど個人的にはプリンタの会社って感じだなあ。
11:48 諏訪湖
でかいなあ。それが最初の感想。
上諏訪の駅を過ぎる辺りから、ちらちらと左手にその姿が見えていた諏訪湖。
どんな場所なんだろう。楽しみにしていた湖。
いやー、ホントにでかいわ。
今は環境の変化などあって、全面凍結は少なくなったそうだけど
この広い湖が完全に凍るなんてねえ。
温暖な地域生まれの身としては、なんか信じられない感じだわ。
そんな湖眺めながらちょっと一服。おにぎり食べて一休み。
いいねえ、こういう風景眺めながらの食事は。
湖畔周辺はサイクリング・ジョギングコースとしても整備されており
非常に走りやすい。
まあ、その更に外周は道路で交通量も多いため
のんびり・おだやかって感じがしないのが難点かなあ。
何かを突っついていた鳥2羽(鴨?)。
あまりの逃げなさっぷりに置物かと思ったよ。
周囲を眺めてみれば紅葉した山々。
一方で街路樹はすでに葉も落ち冬の雰囲気。
都内とはやっぱり雰囲気違うよねえ。
鮮やかな銀杏並木。
イチョウの黄色は映えるなあ。
この先、湖畔の道は左にそれて20号からかなり離れてしまう。
残念だけどここでお別れ。
いい湖だったなあ。
12:13 分かれ道
さて再び20号。いつの間にやら204km。
その先で現れる分かれ道。右はあの上田。
真田太平記に出てきた重要地点、上田。
ここも行ってみたいのだけど、さすがにそこまで寄る余力は無し。
機会あるかなあ。
まあそんな事考えているから左折すべき道を直進するんですけどね(笑)。
「信州あべ川餅」なにそれ。
12:24 岡谷市
さてお次は、「岡谷市」。
そしてどこにでもあるなあ、ヤマダ電機。
道がだんだんと登り調子になってくる。
いよいよかなあ。高まる不安と期待。
期待?うーん、なんというかそこまで”きつい”と聞いていると、
逆にどんなに大変なんだろうと楽しみになってくるんだよねえ。
変な話だけど(笑)。
その前にやってきた困難が、異様に狭いこの歩道。
車道はといえばトラックが通り抜けていくのでとっても怖い。
とはいえ、この歩道は行けない、我慢・我慢。
すれ違うことがなかったのが不幸中の幸いか。
しかしこれは地元の人大変だよなあ。
歩道橋に「今井」の文字。
地図からすればそろそろ塩尻の峠。
『いよいよか。』決戦の時迫る。
12:44 峠へ
インターチェンジを抜け左方面へ。
遂に今回最大の敵「塩尻峠」が現れる。
坂道をえっちらおっちら登っていく。ふと見た左の景色、街並み。
『小さくなったなあ』そして『登ってきたんだなあ』。
坂道登るときの楽しみの一つが、この小さくなっていく風景を見ること。
達成感を感じられて、辛い道を上ってきた疲れが
ちょっといやされる感じがするんだよね。
12:56 VS車
歩道を走っても車から逃げようとして端ばかり進むからか
こんなのに躓いて転んだりもしたけれど、なんとか汗掻きつつ登って行く。
さて問題の塩尻峠、坂の角度はまあそれなりといったレベルなのですが、
それ以上に苦労させられるのが、歩道と車。
歩道が無いところが結構ある上に
横は車がびゅんびゅん飛ばすので怖いったらありゃしない。
個人的には登りの辛さより車の怖さが先立つ、そんな感じ。
こんなコーナー、車が通らない隙でも狙わなきゃ通れませんってば。
こんなところも。
お願い歩道作って。
そんなこんなでがんばってくると段々「上」が無くなってくる。
空までもう少し。一踏ん張り。
そして気温は15℃。
さすがに汗かくわ。
13:09 焼き肉
こんな所に焼き肉屋!?
そろそろ頂上というところで現れたこのお店。
時間帯も相まって非常に危険な匂いを振りまく。
これは卑怯だよ、こんなところで焼き肉の不意打ちは・・・。
食べたい気持ち抑えて進む。後ろ髪引かれる思い。
遠くに見える風景もまた一段と小さくなり、
周囲の山々もほぼ同じような高さになってきた。
そろそろ終わりかあ。
新潟まで170kmか。
長野通過して新潟ルート、1本につなぐか?
って山越えしまくりで無理そうだけど(笑)。
13:15 頂上
眼前に緑の歩道橋。
そこに書かれた「塩尻峠」の文字。
最大の難敵を無事クリア!
やったよ・・・。
峠については思ったより短かったなあという感じ。
まあ僕の毎度ながらの「構えすぎ」というのもあるんだろうけど。
(何せ初体験があの箱根だもんなあ。
峠というとどうも構えてしまう。)
感じとしては「鈴鹿峠」に近いかなあ。
距離的・時間的なものといい。
難点は先にも書いたように車とのバトル。
車道を進むしかない場所がちらほらあるので非常に怖い。
それでいてトラック多いからねえ、この街道。
補給について水分は途中でドライブインみたいな所に自販機があったので
そこで可能かな。
食べ物は事前準備だなあ。
インターチェンジ手前にセブンイレブンあったし、あの辺りかな。
登ってきた峠を思いながら、つづく。
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