新潟自転車旅行 〜日本海を見に行こう〜 第2部(群馬〜新潟編)

Chapter2-2.群馬県沼田市〜群馬県利根郡新治村編
2005/09/17 09:25〜11:46

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2005/09/17 05:00 起床

 おはようございます。
沼田までは東京からローカル線を乗り継いで数時間。
始発乗り継いで行くことを考えればこんな時間。
わかっちゃいるし、前日早めに寝たけれど
やっぱりだるいねえ。

 そんな体を無理矢理起こし、
朝焼け見ながらククレカレー食べてさっさと出発。
餃子も食べたかった。

09:25 沼田


 やれやれ到着。
電車の乗り換えが多いと、始める前から疲れるよ。
折りたたみ自転車持っての移動、結構負荷になるのよねえ・・・。

 まあそんなこんなで戻ってきました。沼田駅。
あの頃は肌に突き刺さる暑さだったのに
今日はやや肌寒い。
季節が変わったんだねえ。

 さて行きますかと思ったけれど、
朝食から既に3時間。ちょっと小腹が。
この後も体力使うしと
途中のセブンイレブンで再度の食事。
・シーチキンのおにぎり
・チキンカツサンド。
食べられるときに食べておかないと。
この後どれくらい補給ポイントあるかわからないからねえ。


 夕焼けを眺めたあの場所に到着。
ではまたがんばりますか。


 そして早速、坂を登っていく。
まずは南魚沼の約80kmをどのくらい削っていけるかと言うところか。

10:00 沼田大橋


 この後はずーっと坂道山道なのかと思っていたら
ごく普通の町並みでちょっと拍子抜け。
むしろありがたいけど(笑)。


 しばらく行くと左側に歩道が無くなり、右側のみ。
車も多め、自転車はこっちを行けと言うことかなと右へ待避。
これで車からは逃れられたんだけど、
この道、やけにぼこぼこしていて走りにくい。

 整備不良というわけではなさそうなので
排水とか何らかの理由で作ってあるのかなあ・・・。
こんなところでタイヤを痛めるわけにはいかないと
慎重に走行。振動が響いてお尻が痛い。

10:10 月夜野町


 月夜野町入り。月夜の野、
ロマンチックだなあと、
地図や標識で見る度に思ってたこの名前。
いいよね。

※ と思っていたのですが、
この直後、2005/10に合併して町名が無くなります。
ああ・・・。


 ちょっと進むと車道から離れて木漏れ日の道をゆっくりと。
人が住んでいるのかなあ。この家。

10:20 月夜野大橋

 のどかな道と別れを告げて、坂を登って車道と合流。
そして現れる、本日最初の試練
「月夜野大橋」。

 利根川にかかる430mほどの登り坂の橋。
景色はそれはもう壮観なのですが、
のっけからぜえぜえ、ハアハア。
あんまり見ている余裕も無し。
写真も撮りそこねた。
なだらかに続く上り坂は結構来るものがあるんだよねえ・・・。


なんとか登り切って一息。いきなり汗かいちゃったよ。

10:27 名胡桃城址


 群馬県北部にあった城。
この城を巡っては真田家と北条家での争いがあり
豊臣秀吉の北条征伐へとつながっていく。
その辺は「真田太平記」などの歴史小説でも描かれてます。
興味があれば読んでみてくださいな。
厚い文庫本で全12巻とボリュームありますが、
読みやすいですよ。

 そんな争いも遙か昔、
今は単なる平地でした。

10:37 新治村


 しばらく行くとリンゴ狩りのお店がちらほらと。
リンゴは美味しそうだけど、この先延々と走るのに持って行くのは荷物になるからねえ(笑)。


坂を下ってと新治村到着。
山間の村をひた走る。のどか。

10:44 三国街道


 標識に示された文字。
いよいよだなあと高まる気持ち。
いや、ここから峠が始まるわけでも無いけれど(笑)。
この辺りから道も狭くなるのでヘルメットを装着。
でもちょっと早かったかなぁ。


 赤谷川沿いに進んでいくと、
左に川、右に山を見ながら緩やかに進む道が
どことなく箱根湯本みたいに思えてくる。
山間だと似てくるのかな、懐かしいなあ。
参考:箱根湯本



 まあそんな事を考えていられたのも最初のうちで
すぐに始まる長い坂道。第2の試練に苦しみ始める。
7月、真夏のあの頃に比べれば多少は楽だけど
やっぱり暑く辛いよ(笑)。

11:17 赤谷湖(あかやこ)


 登り続けてしばらく、
左手に神社かな?ちょっとした木々そして右手にホテルが現れる。
雰囲気、坂道が一段落したらしい。
やれやれと一息入れる。

 さて行きますかとふと見れば、
左手に大きな湖、赤谷湖。
ダムによってできた人造湖でエメラルドグリーンに輝いていた。
そのキレイさに心安らぐ。



 そういえばこの辺には
「謙信のさかさ桜」というものがあるそうです。
(上杉謙信が関東に出陣してきた際、
持っていた桜の枝を逆に挿し吉凶を占ったところ、
不思議なことにその枝がすくすく育ち花が咲いたとか。)
探す気力無くて見てこれなかったが、惜しかったかなあ・・・。


 この先は少し下り坂。久々の自動販売機で給水などしてやれやれと思ったら
湖をぐるっと回り込むようにまた登り坂となる。
やれやれ・・・、先は長いねえ。

 少し疲れたので甘いものをと
非常食に持ってきたクルミを黒砂糖でコーティングしたお菓子を投入。
黒砂糖がうまい、クルミはどうでもいい!
と商品コンセプトに反する感想(笑)。
ただ、黒砂糖はいいねえ
あの味が単なる砂糖をなめるよりもいい感じ。
常備しようかなあ。

11:45 新三国大橋



 左前方に真っ赤な橋。新三国大橋。
ここに至るまでの道も登り坂で辛かったなあ・・・。
幸いなのは交通量がほとんど無いって事かなあ。
おかげで橋の上でも安心して写真が撮れる。


 右見ても、左見ても、前を向いても「山」。
『えらいとこまで来ちゃったなあ』と
意味もなく笑いがこみ上げてくる。
嬉しいというか何というか。

先は長くまだまだ山道。
新潟の大地はいずこに。

11:46 三国峠


 橋を渡ってすぐ、標識に現れた三国峠。
いよいよかと身を引き締めてペダルを漕ぐ。
出発前、今回もっとも警戒していたのがここだったからねえ。

 群馬県側最後のSS。

僕が見逃していなければ
この後は相当先まで行かないと給水不可なので積み込みをお忘れ無く。
お気をつけあれ。


これから始まるのかというドキドキに現れる衝撃。
つづく。

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