山陽横断自転車旅行Part2 旅は楽じゃ無いよ山口・広島編
Chapter2-2.山口県下関市〜山口県山口市
2017/09/30 06:12〜11:39
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9/29 14:30 東京駅
出発点は山口県の下関。
東京からだと電車で5時間半というところ。
朝から移動だと着くのはお昼ごろ、そろそろ日も短くなってくる季節
走れる時間の確保がそれでは難しい。
ならばと最近自分の中で定番化している前日入りをすることとした。
金曜昼下がり、東京駅にて座席も確保しあとは新幹線に揺られて一路下関なのだが
1つ問題が。
新幹線停車駅は新下関だが、これはのぞみは停まらない。
ということで途中でひかりに乗換えとなる。
今回の場合、ダイヤ検索では新大阪にて九州新幹線へと乗換えとあったが
そのためにはわずか9分で別ホームへ移動する必要がある。
身一つならば十分間に合うのだが自転車を抱えての移動、
これには不安がある。
さてどうしようとネットを色々検索していたら「新神戸」乗り換えが楽とあった。
新大阪は別ホームだが、新神戸ならば同一ホーム乗り換え。
手間ははるかにかからない。
これだ、と。
やや不安は始発の新大阪でどのくらい席が埋まっているかであったが
平日金曜夕方、まだ混むには時間が合ったようでこちらも無事確保。
やれやれ。
もし同じような乗換えをする人がいれば、新神戸も検討するといいと思います。
19:23 新下関駅
新下関駅に無事到着。
ここから在来線で下関駅まで向かう。
ホーム間の移動が結構ある場所だったが、動く歩道なんてあるのね。
えっちらおっちらと移動し、部活帰りの高校生などに混じって移動し、下関駅到着。
結構大きな駅。
すぐそばにスーパーなどもあり、こりゃ便利。
ここでご飯やお土産などを仕入れた後、ホテルチェックイン。
やれやれでした、明日も早いぞと、とっとと就寝。
9/30 06:12 JR下関駅
6月は5:00台に動き出せたが、
さすがに9月も末ともなると明るくなるのも遅い。
日の出を待ってJR下関駅へ。
ここからまずは9号線で東を目指す。
さて、がんばりますか。
最初に見かけた案内板、広島まで200km。
うーん、過去にがんばって1日200kmやったけど
さすがに今回は辿り着けないだろうなあ。
とにかく粛々と進むこととする。
海沿いに出る、関門海峡。
以前ここを通ったときはお祭りが開催されていて、護衛艦が止まっていたなあ、なんてのを思い出す。
早朝、人気の無い中、朝日を受けながらひたすら東を目指す。
06:36 関門橋
関門海峡越しに登る朝日を見つめる。
きれいだなあ。旅の安全を祈る。
日本海からぐるっと回ったときにこの辺通ったなあという懐かしい道・・・
というよりはあせって走った道(笑)。
この辺りから下関駅を背に走ると右手に海、左手は山がしばらく続き、
左手は狭い路肩のみとなる。
朝から車がびゅんびゅん飛ばしているので、注意されたし。
06:38 壇ノ浦
ここ壇ノ浦は源平合戦最後の地。
それをあらわすモニュメントなどもある。
・・・前回来たときはまったく気づかなかったよ。
そして関門海峡トンネル入り口。
ここから徒歩で九州へと渡ることができる。
懐かしいなあ。
思わず通りたくもなるが、今回の目的とは違うのであきらめ先を急ぐ。
九州、またね。
大砲もあったのね。
幕末の頃の下関戦争か。
関門海峡過ぎた辺りはこんな感じ。
右側は歩道があるが、割とせまく
またジョギングしている人が多いのでご注意を。
長府のあたりまで来ると割りと落ち着きます。
07:04 2号線
ふと見上げた道路標識、走っている道がどこかから2号線から9号線になっている。
気がついたら切り替わっていたという始末。
失敗したなあ・・・。
07:18 分かれ道
さて、分かれ道。ここから2号線はバイパスになる。
事前に地図を眺めながら検討していたとき、
バイパスなのでここは迂回するしかないかなあと思っていたのだが、どうやらいけるらしい。
それならばと2号線をそのままゆくことに。
ただし、一度491号線方面に離脱、住宅街を抜けることになるので注意。
まあ、すぐにまた合流するので無理に2号線に戻る必要も無いのですが。
ちなみに通れるには通れるのですがバイパス名物横道を通ることになります。
ええ、新潟で何度も味わったあれです。
途中で工事中に出くわす。
横から回り込んだが、何年後かにはここをまっすぐ進めるようになるかな。
川を渡るときは車道と併走。
これもおなじみ。
07:47 小野田方面へ
いかにもバイパスというような道を抜けると分岐点。
ここから山間を抜けていくことになる2号線は避け、190号線で小野田駅方面へ向かう。
とりあえずは宇部だなあ、24km。
2時間コースか。
よく見かける田舎の一本道を淡々と。
2号線側に車は行くのでこちらは空いているかなあなんて希望を持っていたが、
こっちも割りと交通量が多い。
途中で狭い路肩&はみ出す草というコンボをくらい
泣きながら走る。
だから、怖いって。
軽く一山越えると一気に開けて小野田の町。
ここらで補給を入れておくのもいいかも。
08:44 小野田駅
さて、このまま190号線を進んでもいいのですが、
今度は海沿い遠回りとなるので
山を抜けてきた2号線と合流を目指す。
これまでは割りと一発で決まったルート設定だったのだが
今回はさんざん悩んだものの決定打となるようなルートがなく
なるべく山道を避けるルートとして設定したのがこれだったのだが、
よくよく考えてみると結果として正解だったんだろうか。
小野田駅前を右折し線路を越えて29号線へと入り進む。
途中、右手に川を挟んで歩行者・自転車道の様な道が現れる。
これ幸いとそちらへ迂回しながら走ると目の前にガードレール。
懐かしいなあ、山口名物オレンジガードレール。
迂回路区間はそれほど長くなく、あっという間に終了し
また車と並走しながらひた走る。
多少登った気がするぐらいの道を淡々とゆくと2号線との合流ポイントへ到着。
さて、またこれを走りますが。
周南70km。
まだまだあるなあ、山口県。
09:15 吉見峠
合流後、早速やってくる峠道。
90m程度であり、ロード乗りなら楽勝かと思われますが
こちとら鈍った身。
ぜえぜえと登ります。
また狭い上に横を車がどんどん走っていくから
怖いったらありゃしないんだ・・・。
幸い下りは歩道があったので助かったけれど。
09:27 恐怖ポイント
今回屈指の恐怖ポイント。
狭いでしょ、この幅
カーブでしょ、さらに登り
トラック写ってるでしょ、交通量多いの
そして写真には写っていないけれど、中央分離帯を越えないようにポールが立っているから
車も自転車をよけるによけられない
マジでここ通るの・・・
2号線ルート選択を間違ったと思った瞬間。
嘆いていても誰も助けてくれないのでがんばって通過。
ああ、怖かった・・・。
ようやく広い道に出て人心地ついたところで現れたのがダム。
・・・ダム?
なぜこんなところに。
09:48 約500km
大阪の梅田、あの1号線と2号線の境目から500km西に行くと
こんな辺りになります。
先は長い。
あの有名な鍾乳洞、そういえば山口県だったねえ。
そっか、この辺かあと思って通り過ぎたが
あとで地図で見ると方角はあっているものの、随分と離れてる・・・。
しばらくは安泰かなあと思っていたら、また道が狭くなる。
こりゃあたまらんと歩道のある右側に逃げたら途中から無くなり左に戻らざるを得なくなる。
とほほ・・・。
10:10 山口市
何度目家のだらだら坂道をえっさほいさと登る。
毎度のことながらしんどいわあと思った先に登場、山口市。
やれやれ。
峠を登った先には食べ物屋がよくあるものだが、
おいはぎとか怖い名前の店だなあ(笑)。
コンディションのあまり良くない歩道を走っていくと
歩行者・自転車はこちらとある。
『お、専用道?』と思ったが、単に高速とクロスするので迂回路でした。
ちぇっ、楽できると思ったのに。
10:18 裏道
先程の迂回路で2号線と少し離れ、裏道を行く。
まっすぐに伸びる道。
これで車が少なければ幸せ道路なんだけどなあ。
今回の旅はなかなかそういう所に出くわさない。
相も変わらず自動車と並走しながら進む。
10:33 新山口駅周辺
やや賑やかな場所に出てくる。
地図で見るとそろそろ新山口駅周辺のようだ。
ここで登場の看板に2号線は右折とある。
さて、戻りますか。
途中で見つけたイオンモールにて食料・水分を補給。
明日から10月という時期ではあるが、まだまだ随分と暑い。
疲れてくるとついつい水分のみ補給してしまうが
固形物も取っておかないとあとに響く。
パンやおにぎりを流し込むように食べる。
今日もまだ先は長い。
補給も済んだことで2号線に合流して
周南市方面を目指します。
横道で。
11:15 椹野川
走り出してすぐ、大き目の川を渡る。
椹野川(ふしのがわ)、読めなかった。
ここはよくある自動車優先道路なので、歩行者・自転車は川を渡ったら下り、
反対側に抜けて階段を登るパターン。
いやあ、もうなれたものだねえ、この手の道も。
横道走ったかと思ったら
ここ、ほんとに橋ってもいいの?というような道を走った後
高速道路の下を淡々と行きます。
少し先で大村益次郎生誕の地と書かれたノボリが立ち並ぶ。
ほー、この辺りなのか。
風雲児たちで読んでますわ、その活躍。
11:39 長沢池
道路の左手に干潟?と思うような場所が広がっている。
なんだろ?ここ。
湖にしては水が無いしなあ・・・。
あとで調べてみると長沢池という農業用の人工湖らしい。
僕が行ったこの時期、たまたま水が無かったのかなあ。
ちなみに道路はこんな状況。
横を車が飛ばすから怖いのなんのって。
そうそう、これもあとから知った話だけれどもこの池の端にあるレストラン。
ここにはあのうどんやそばの自動販売機があるとのこと。
へー、こんな場所にレストランねえで通り過ぎたが
ああああ、絶対寄るべきだった。
ひどく後悔。
まだまだ続く山口県、車と併走の時間は続く。
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