山陽横断自転車旅行Part2 旅は楽じゃ無いよ山口・広島編

Chapter2-3.山口県防府市〜山口県岩国市
2017/09/30 05:52〜09:40



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12:24 防府市



 防府市に入る。
この先から2号線が少々山の中を抜けるようだったので、防府市市街へ向かう187号線に切り替える。
今回はルートチェンジが多い旅だなあ。



 色々と史跡・名所がある場所なのね、この辺。

12:30 防府駅



 防府駅到着。
今度は58号線を使って岩国方面へと向かうことになる。
その58号線は駅南、ということで駅を横切って通過。
駅横にあるイオンモールにすごく心惹かれるが、
先を急ぐ。



 58号線やーい。
探し求め、海沿いから大きな橋を渡る。
下を船が通るのか、かなりの高さがある橋。
見晴らしいいなあ。



 やれやれと渡りきった先で無事58号と合流、さあ、いざ岩国と気合を入れる。



こうして走り始めた矢先、左から来る道と合流。
『あれー・・・。』
地図を確認する。どうみても遠回り。
あのまま駅へ向かわず走ればよかったのに。



まあ、きれいな橋からの風景を見られたから良しとしておこう。

13:07 苦難1



 海岸線を行くのでこういう場所は通るだろうなあと思っていた。
海沿いの山をくりぬいたトンネル。
頼みの綱は歩道であるがそれも無く、
車は2号線に行ってるから少ないだろうと思ったらそれも無く、
泣く泣く走り抜ける。



そしたらもう一つある。
ああ・・・。

13:23 苦難2



 しばらく走って2号線と合流。
再び交通量増加。そして今度は登りステージ。
真横をトラックがびゅんびゅん走り抜ける中、進んでいく。
どこかに迂回路ないものだろうかと地図をめくるが、諦めるしかない。
泣く泣く登る。



たいていこういう所の登りきった場所には
食事どころがあるんだよなあ。



下りは歩道もあって一安心。
やれやれ。



 車と並走しながら淡々と走っていくと地下道入り口に出くわす。
歩行者・自転車はここを通れとある。

 何度も書いているけれど、この手の地下道って苦手なんだよねえ。
地下に入ると位置関係がわからなくなり、
出口の案内も基本的にかなり近郊の地名が書かれているのでさっぱりわからなくなる。
2号線こちらと書いてくれるとわかりやすいんだけどなあ・・・。

 今回も出た先が本当に2号線、目的方面なのか随分と不安になりながら進む。
なかなか看板が現れずやきもきするも、方向正しくて一安心。
いやあ、怖かった。

13:54 分岐点



 分岐点、2号線と周南市街へ向かう347号線に分かれる。
2号線は山のほうに行きそうだよなあということで、市街地へ向かうことに決定。



 それではいざ、と思うのだが、右へ向かう347号線ってどうやっていくのさ?
横断歩道もないしなあ・・・。

色々見て回ると、2号線横の道(上の写真だと、向かって一番左)。
ここから道路下を通る抜け道があった。
これか!、ぐるっと回り込んで347号線をしばらく進む。



 黄色いファミレス=ジョイフルになると、西の方へ来たなあという気分になる。

14:29 周南市街



 なんだか随分と久々に都会に来た気がする。
歩いている人が多い、店が多い。
こんなのいつ以来だろ・・・。
なんだかいわゆるお上りさんになった気分。

 大きなスーパーなどもあり、いい補給ポイントではあったが
自転車止める

ヘルメットぬぐ

装備品を外す

買い物する

さっきと逆を繰り返す

文章にすればたかがこれだけの内容なのだけれども疲れてくるとわりとおっくうで
備蓄に割と余裕があることもあり、ここでの補給はパスとした。
ほんとめんどくなるのよねえ・・・。



岩国まで50km。急がねば。

15:14 アップダウン



 周南市の市街地を過ぎ、再び車と走り続ける日々に戻る。


この辺りは高架真横を走るのだが、クロスする横道のため下って登ってを繰り返すことになり
かなり面倒だなあ気分になる。
車道を抜けてもいいのだが、トラックも多くてねえ・・・。



 高架横のアップダウンを終えると今度は軽い登りステージ。
はいはい、仰るがままにとがんばって登る。
そして現れる周南市。
いつの間にか出ててまた戻る。
走っているとよく見かける風景。

16:04 登り道



 標高160mの登り。
割と苦労して登っているはずなのだが・・・写真を見ても思い出せない。
よっぽど辛くて忘れたのかなあ・・・。

16:12 岩国市



 えらく狭いところで記念撮影。岩国市入り。
目的地までかなり近づいたか。



その向かいにある一風変わったお店。
ここが有名ないろり山賊かあ、変わったたたずまいだ。



一気に下った後、久々なだらかな道を進んでいく。
そろそろ日暮れとの戦い。
内心あせる。
 
16:46 欽明路



 最低限ここまでは初日にたどり着きたいと考えていた
玖珂駅を通過する。
ここまで来れば岩国駅までもう少し。
日暮れも近づいている中、気合を入れて進む。

 ここから先はルートが2つ。
一つは欽明路、山口の県道15号線を通るルート。
そしてその15号線を迂回するような2号線。
前者の方がストレートに進める分、走る距離も少なくなり楽そうだ。
よし、こっちを通ろうと当初は考えていた。

 しかし、気になるのが途中の長いトンネル。
今までの経験からすると、地雷っぽいなあと検索すれば
先達の方々のやめとけの声。
狭く僅かながらの歩道があるだけのトンネルで、
しかもトラックがびゅんびゅんと行くという
命が惜しければ通るなという様な道、らしい。

 これは無理、駄目絶対。
おとなしく2号線へと回ることにする。



 2号線はいきなりの登りに入る。
急、ほどではないが、ここまで結構走ってきているだけに足腰に来る。
また、車も思ったより来るなあという印象。
これはその後すぐに理由が判明する。

16:50 山賊



 途中で何度か見かけた山賊のここが本拠地か、
あまりに異様な空間が突如として現れる。
名物スポットとして県内外にも広く知られた居酒屋らしく、
この日も土曜日の夕方ということもあってか
駐車場は満員御礼という状況であった。

 様々な名物料理など、興味を引かれるが
ここで腰を御付けてしまったら暗闇山道を行くことになる。
後ろ髪引かれつつ、先を急ぐ。



 山賊を過ぎると車は結構減り、
せっせと2号線を登っていく。
急さはないものの、100kmほど走った後、
しんどいわーといくつかカーブを登った先、
ようやく頂上が見える。



 やれやれここで一段落かと思ったが、
実はこの先もまだ登りがあったり
下りが全然下れなかったりなんてトラップがよくあり、
もしかしてここも・・・と警戒して走ったのだが、r> ここは正真正銘の下りであった。
しかもありがたいことに長い。



しばらくまったく漕がずに進める時間が続く。

あー、楽だわー
という状況ではあるが
それは車も同じで時折びゅんという勢いで真横を抜いていく。
くれぐれも注意されたし。



途中で田んぼに出会う。
真ん中ら貫く鉄橋越しに眺める夕焼け。
黄金色に色づく稲が綺麗。

17:24 川沿い



 長い下りを終えたのち、今度はしばらく川沿いの道を行く。



 岩国まで13km。
あと1時間ぐらいと言う所だろうか。

17:38 新岩国駅



 川沿いにしばらく進むと「新岩国」の文字。
山陽新幹線の停車駅。
今回の旅、当初は新岩国駅で宿泊を考えていた。
しかしまったくホテルの空きがなく、新幹線駅なので人気あるんだなあと思っていたが、
なるほど、そもそもホテルが一杯ある様な所では無かったか、この辺。



 新岩国駅下を通過し、岩国駅方面を目指す。
しかし岩国の市街地まであと数kmぐらいまで来ているだろうに
なかなか街!という感じがしない。
いつになったら街並みにたどりつくのだろうか?
不安を抱きながら進む。



そろそろ「街」という感じがしてもいい距離だろうに。

17:54 錦帯橋



 現れたトンネル。
その手間を右に行く車の列、なんだろうと見てみるとその先には錦帯橋。
5連のアーチが美しい橋。
見てみたいなあとは思ったが、閉園時間、
残念うと左の市街地へ向かう道を選択する。
しかし、そちらに向かう車が多いのは、はてなぜだろう。



さて、そのトンネルであるが
距離は短いものの路側帯も狭くまた市内に向かう車がびゅんびゅん横を飛ばしていく。
こわ・・・
命からがら抜ける。

 トンネル通過後、ようやく店も増え始める。
そして、少し登って下ってみれば一気に街並みに。
やれやれ、今日のミッションもそろそろ終わりだなというところ。
がんばって漕いでいく。

18:11 岩国駅



 渋滞続く夕暮れの2号線。
地図上はそろそろなんだけどなあと確認しながら走ると、斜め右に岩国駅の案内板。
やれやれやっと着いた・・・。

 ここから広島県境までは約10kmというところ。
もう少しがんばって県境まで行こうかなあとも思ったが、
この後の道が良くわからないし
旅先の夜戦はろくなことがないので、おとなしく駅前へ向かう。



 そうして走る事しばらく、到着しましたJR岩国駅。
下関から遠路はるばる。これで山口県はほぼ横断完了かな。
お疲れ様でした。


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