東海道自転車旅行 第3部(名古屋〜京都編)

Chapter3-2.愛知県名古屋市〜三重県桑名市編
2006/04/30 08:42〜11:54

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2006/04/30 04:30

 おはようございます。
出発地が遠くなるにつれ時間も早くなり、遂にはこんな時間です。
すっかり日が昇ってからスタートしていた去年のGWが懐かしい・・・。

 朝食は過去のシリーズに従いハンバーグ。ただし今回は自作。
さっさと食べてあわただしく出発。
朝から電車、異様に冷房が効いています。

08:42 名古屋駅前


 AM7:00前に東京駅を出てあっという間に名古屋着。
ここまで来るのに僕は自転車で計4日かかったのに
のぞみ号では1時間40分程度。
早いね、新幹線。


 あの夏の日、堪らなく暑かった名古屋駅前。
寄ることの出来なかったビックカメラ、
そして今日は開店前!
もう無理なんじゃ無いのかなあ、この店に寄るのは・・・
ともかくもスタートです!

09:02 名古屋城


 尾張名古屋は城で持つ。
というわけで折角来たのだからと名古屋城へ向かう。
築城に多大な功績のある加藤清正像、そして遠くに城郭。

 駿府城(駿府公園)の様に、中を自由に散歩できるかなあ?と思っていたが
ちゃんと入場料かかり、気軽に自転車散歩は出来なそう。
ならば外から軽く眺めるだけとし、早々に離脱。
シャチホコ、今度はゆっくり見学したいなあ。


お城の周り、空堀。緑が鮮やか。

09:14 南下


 さて、国道1号線目指してひたすらに南下。
名古屋駅からは南側、そのため大通りをひたすらに進み、白川公園前など通過。
結構距離がある。
静岡駅が国道1号線の真ん前にあり
その感覚が染みついているので、毎回とまどうんだよねえ・・・。


 今回初の距離表示板登場。
(ちょっと暗くて見にくいけれど)四日市までは41kmか。
僕のペースって平均すると10km/hだから、到着は昼過ぎってところだろうか。
そして次の目的地である亀山が、四日市からは20kmぐらいだったかと思うから、
おやつの時間頃には着けるかな。
うん、今日はちょっと楽かなあ?とそんな気分。

09:37 熱田神宮


 前回の旅では通り過ぎたけれど、今回は是非にということでお参り。
かつての戦国時代、織田信長があの桶狭間の闘いに挑む際、
戦勝祈願したという神社。

 両側が木々に覆われた参道をいくつもの鳥居を通過しながら
本殿へと向かう。
京都の下鴨神社思い出す感じ。


そしてこちらが本殿。
こちらは明治神宮を思い出させる感じ。

 旅の無事を祈願し、それではとおみくじ。
さてご神託は?
「旅行:控えるが吉」



と、おっしゃれましてもこれから始めるわけでして・・・
今更引くに引けないので、道中気をつけるようにいたします。


 お参りもすませ、さて行くかと思ったところで見かけたのがこれ。
桶狭間の戦勝祝いで送ったという「信長塀」。
当時のものがそのまま現存しているとのこと。

 どんなものかと見てみれば、
茶色の壁に学校の校門によく設置してある引き戸扉があり、
その中には色々と建物が。
で、この壁がそれ。

思った以上に、洋風チックというか何というか。
うーん、なんか予想していたものと違うなあ。
もっと和風チックなのかと思ってた。
土と瓦で塗り固めたというのが煉瓦やモルタル風っぽいのかなあ。

■おまけ1



 境内を歩いていると何か不釣り合いな物体が。土偶?
近づいて見てみるが、「眼鏡之碑」?
名古屋の眼鏡組合が寄贈したものらしいけど、なんというか、奇抜。



 特にその横には古い橋(二十五丁橋)があるので
その並びは実に変な感じ。

 ちなみにこの二十五丁橋は名古屋最古の石橋で、
名古屋甚句で歌われている(とのこと)。
西行法師が腰掛けたとか。
西行法師がこんなに涼しいのに何で【熱田】なの?と句を詠んだら
どこからともなく東に行くのに何で【西行】なのと返ってきたとか。
うまいなあ、言葉遊び。
 
■おまけ2


 更に歩いていると前方で鶏がきれいだねえとの親子連れの声。
『こんなところで鶏!?』と顔を上げてみるとあら確かに。
名古屋コーチンかなあ、しかしなんでまたこんなところに放し飼いに?

10:08 国道1号線



 お久しぶり、名古屋の国道1号線。
去年の夏は、あの歩道橋の上から三重方面を眺めたっけ。
懐かしい。

それではあの日行けなかった西への道、始めます。

 さて名古屋市内の国道1号線は
片側2車線さらに広めの歩道とあって実に走りやすい。
周囲の風景を眺めながら、のんびりと進む。
その地方のスーパーとかお店を眺めるのが楽しいんだよなあ。
そんな気分で開始当初は余裕モード。



しかし、距離案内板を見れば京都は遙か向こう。
明日は辛そうだよなあ。


 余談ながら気になったのが、街路樹。
ハナミズキが紅白交互に咲いている。
この光景はあちこちで見かけたけれど、なんでだろう?
ハナミズキって特に名古屋や愛知の花ってわけでもないよねえ。
まあ綺麗だからいいけど。

10:42 一色大橋


 今回初の大き目な橋、一色大橋。
庄内川にかかる橋。
結構大きめの川だねえ。

その橋を渡ったところにあったお米屋さん。
雰囲気が何だか良さそう。

10:54 ポカリの泉


 よくあるスーパー銭湯の類らしいけど、
ポカリという響きが、あのスポーツドリンクを連想させる。
非常に甘ったるいというか、べとつきそうなお風呂の絵を。

11:00 さようなら名古屋市


 1時間ほど走って名古屋市突破。こんにちは蟹江町。

 町に着いてちょっと進んだところ、右手に食堂。
よくある自分で好きなモノを取ってというタイプ。
ちょいと早いかもしれないが、混み合う前にとお昼にする。


 選んだメニューはこんな感じ。
メインのおかずは折角だったので味噌カツに。
といっても、普通の普通のカツに袋詰の味噌がついているだけなんだけどね。
普段はとんかつソースで食べるけど、甘めの味噌もいい感じなんだね。
もっとも、「こんなレトルトのものでホントの味噌カツの味がわかるもんか”」と言われそうだけど(笑)

 味噌汁は「赤出汁」と「合わせ」が選べて「合わせ」に。
メニュー表見ていたときに「赤出汁」が「出汁無し」に見えて
愛知では味噌だけの味噌汁があるの!?と敬遠したのは
たぶん疲れていたからだろう。

11:45 交番


 蟹江町→愛西市→弥富市、なんだかこの辺、慌ただしい。
道路沿いにため池みたいなのが多い。
浜松だったかなあ、こういう様なため池、養殖池があったのは。
ちなみにこれは金魚の養殖、この辺はそれが有名。

右のお店に看板が出てるの、分かるかなあ


 信号待ちしているときにふと見上げると「幹部」の文字。
そして横にあるのが「幹部交番」。
なんかやけに偉い格のある交番に見えるよなあ。この名前って(笑)。

11:49 木曽川


 遂に登場。愛知の西を流れる大河、木曽川。
やっとここまで来たなあと言う気分。
しかし感傷に浸る間もなく、
なぜか所々が微妙に隆起している橋を慎重に渡っていく。


しかし、大井川も長かったけどここも長いなあ。
(調べてみると若干大井川が長かった)



ふと見ると川岸で潮干狩りするように土を掘っている人がちらほら。
なんだろ、アレ?
(あとで調べたら河口付近では潮干狩りできるみたいなのね。)

 そんな木曽川は、江戸時代、薩摩藩が幕府の命を受け
非常な苦難をもって堤防を築いたそうな。
(もっと上流寄り)
今度来ることがあったらそこも見てみたいよなあ。

11:54 三重県入り



 川を渡って別の街。
遂に到着、自転車シリーズ5つ目、三重県。
東京から西へ、遂に紀伊半島の一端にたどり着いたんだなあと言う感慨。
あまりご縁が無さそうな県だなと思っていたけれど
こんな形で来ることになるとは。
人生って不思議。

そして三重県ぶらり旅へ。
続く。

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