東海道自転車旅行 第3部(愛知〜京都編)

Chapter3-3.三重県桑名市〜三重県亀山市編
2006/08/09 12:02〜17:19

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12:02 なんだろ


 左手に見える、やけに細長い建築物。
群馬で見た温泉を思い出していると
更に左斜め前方には均等に並んだこれまた謎の物体。
何だろうねえということで、とりあえず接近してみることに。


『あー、これが長良川の河口堰か』。
環境問題で色々取り上げられた河口堰。
こんな建物なんだね。

 上は広い道になっていて通行でき、途中の中洲かな?そこまで行くことが出来る。
両脇には先ほど国1から見た、変な形の監視塔(?)が建っている。
自転車での通行が可能なのでとりあえず行ってみますか。


魚道、新潟でも見たなあ。
左手に見える坂を下りると中洲部分に降りられる。
通行可能なのはここまで。


そしてその横にある展望台。
まあ一度見ておきますかと自転車止めて登ってみることに。


 螺旋階段上って建物内へ。
うーん、なんというか寂しいというか。
水門を動かす動力施設の周りをちょっとうろちょろできるという感じ。
まあ動力施設が見られたから良しとしますかねえ。


 そうそう、この謎物体。
近くにある「なばなの里」という植物園にある「アイランド富士」というアトラクションだそうです。
遠目では分からなかったが、確かに富士山だわ・・・。

12:27 橋


 河口堰見学も終わったところで再び国道1号線へと戻り、橋を渡る。
しかしこの橋、かなり古びてるねえ。
車の往来激しいところの橋なのでちょっと怖い。
点検・補修は定期的にしているんだろうけど。


 橋の真ん中辺りで信号、
ここからさっきの河口堰でも降りられた中洲部分と合流するらしい。
へー、こんな形式の橋があるんだねえ。

12:42 参宮国道


 川を渡ってしばらく行くと現れる石碑。
お伊勢さんに参る為の道(=国1)が出来た記念の碑という感じかなあ。

途中にあった雰囲気のあるお店。
なんのお店だったんだろ。


13:38 一本松の碑

 途中で見つけたスーパーに入り
何か変わった地方特有のモノは無いかなあと見学。
デイリーポータルZで見たとおり、ホントに赤みそ率高いなあ。
@nifty:デイリーポータルZ:名古屋コネタ対決・前編
そしてお客さんの会話が明らかに関西弁イントネーション。
ああ西に来たんだなあと実感。


 あと30kmかぁ・・・。


 そして道路の脇にひっそりと立つ一本松の碑。
永禄三年、十一年頃の合戦で上陸目標となったとのこと。
この辺りは海にかなり近かったのかなあ。

13:59 四日市駅前


 道路標識に「四日市港」の文字。
名古屋港は国道1号線から離れており、ちょっと寄り道するには辛い。
よって諦めた経緯があるだけに、近そうなこちらに行ってみることにした。



 ちょいと四日市駅前も。
かなり開けた街中に来た、四日市到着。
右を行くと近鉄、左はくすの木の地下駐車場。そしてJR。
遠目からぱっと見ただけだけど近鉄の方が開けている感じ。
本日のホテルは施設の予約の関係でここ。
つまり見学は戻ってきてからでいいやということで
先を急ぐ。

14:20 四日市港


土曜日の昼下がり、税関もお休み人気無し。
とはいえ、立ち入り禁止区域に入ればえらいこっちゃになりそうなので、
気をつけてぶらぶらと。


 ああ、港。
こんな感じの所へ、子供の頃は父親に連れられ釣りに来たなあ。
場所は違えど何か懐かしい。
しかしこんなにまで海の匂いってしないもんだったっけ?
もうちょっと海らしい感じがした記憶があるんだけどなあ。


 港に至る途中の橋。
なぜか踏切。昔は可動橋だったのでその名残とかなのかなあ?

15:10 400キロメートル

 四日市港から戻ってまた国1を行く。
道路脇にあるキロメートルポストを見ながら、そろそろだよなあと待ち受ける。
楽しみにしていた○キロ地点もいよいよ400kmとなる。


その直前でバイパスらしき道があり、
100kmの再来と焦るものの、それをクリア

399.9、いよいよ、そして道の先で400.1。
あれ?どういうこと?
もしかして見逃した?と探しに行ったらあった!

裏返し、西から来ると見えるようにになっていたので気がつかなかった。

 これで400km。
あの日本橋からそんなにも遠く離れた場所まで来ちゃったんだなあ。
何かしみじみ。
その下の大阪までは143kmの文字。
まだまだ遠いなあ・・・。


400kmが嬉しかったので、ついでに高架を挟んで反対側も見に行く。
こっちは何かシンプルに見えるなあ。

15:22 寂しい道


 400kmポストを過ぎてちょっと行くと登り坂がやってくる。
山道!?と一瞬ドキッとするが、すぐ平坦な道に。
やれやれというところだけど、
あるものはたまにガソリンスタンドぐらいという状態になる。
これはこれで何か楽しくないんだよねえ。

15:30 鈴鹿市


 鈴鹿市到着。この街というとやはりF1レースだねえ。
来年(2007)以降の開催で色々揉めているみたいだけどどうなるんでしょう。


 市に突入して10分ぐらい、左に鈴鹿川が流れる道。
横はずーっとトラック。
川向こうを見ているとそっち側が繁華街のようで大きめの建物がちらほら。
そんな感じ。
トイレに行きたいなあ、お店がないなあなんてことを考えながらひたすらに走り続ける。


 そんな折、田んぼにあるスーパーの看板。
西へ向かう場合は直進4キロ。
4km離脱すると都合往復8kmは厳しすぎるわと諦め看板過ぎて、何気なく振り返ると
東へ向かう場合は曲がって3km。
看板の裏表だけなのに、あれ?



 前方、曇り空の向こうに山が見えてきた、山。
VS東海道第1回の箱根を見た平塚の風景が脳裏をちらっと。
もうすぐ亀山です。

16:06 コンビニ


 久々に見かけるコンビニ。
食料補充しましょうかと見繕っていると
どこかの家族連れ、お母さんがスペイン語っぽい感じで子供に怒っている。
ああ洋の東西問わず、子供はアイスコーナーに貼り付きだだをこね、
お母さんが「そんなモノ買わないわよ!」という風景は変わらないんだなあ。

 トイレも借用し、すっきりしたところで外に出れば雲がいやな雰囲気。
『やばそうだなあ』と走り始めたら雨。
とりあえず避難場所を探すが、長続きしそうも無い。
ならばカッパも着ずに一気に駅まで行った方が早いなとスピードアップ。
結果的には予想通り10分くらいで止んだ通り雨っぽかったけど、
それなりの雨粒、量に濡れる。

 こういうときに夏であれば軽くぬぐってそのままでもいいけれど
さすがにまだこの季節、夕暮れ
風邪を引いたら大変だとちゃんとタオルで拭いておく。
体が資本だからねえ、自転車旅。

 その自転車もめぼしいところを吹いておき
走りに異常が無いかをチェック。
雨でブレーキがきかない、手が滑った、タイヤも滑った
なんてことになたら一大事なので
チェックは焦らず慎重に。
問題なしとなったので先へ。

そうそう、このコンビニの先は久々のバイパス山道。
亀山駅方向に抜けることになります。というわけで、亀山市入り。
よし、もう少し。



16:35 亀山駅周辺

 ネットで調べた際には、ホテルの代わりに
24時間営業のドライブインで止まったみたいな話を見かけていたので
あれかなあと思っていたけれど、
なかなかに開けていた。びっくり。



「トンカチ」、実にホームセンターらしい名前のホームセンターだ。



「甲賀」の地名にちと興奮(笑)。

16:50 ラストスパート





 亀山駅から県道をひたすらに。
  富永一郎記念館にちょっと心引かれながらひた走る。
ここまでで80km近く、一番疲れがたまる頃。
さすがに少々だるくなる。

17:19 関駅



 そしてようやく到着。
関駅。


夕暮れ時、この時期の日暮れ時間を考えれば、
あと1時間は行けるだろうが
この先は今回最大ともいえる難所、鈴鹿峠。
そして駅からも離れる。
走ったところでいいこと無しづくし。
おとなしく四日市まで電車で戻ることとする。

 ちなみにこの関駅、切符か嘔吐するも窓口は既に終了していて買えない。
切符の自動販売機もない。
『え!どうするの?』と思ったら普通にみんなホームへ入っていく。
車中で整理券をもらい、駅の改札を出る頃で精算する仕組みだった。

なるほどー。
しかしこの電車は次の亀山駅で終わり。
その先はどうするんだろ?この整理券が通用するの?
僕は四日市駅まで行くんだけど・・・。
特に不安になったのは、実はこの関−亀山間でJRが切り替わる。
(東海と西日本)
なので余計に、ね。

 結論としてはあっさり解決。
亀山駅で精算。
新幹線の切符のような大きめのモノを渡される。
一安心(笑)。

18:16 JR四日市駅



 戻ってきて駅を出ると、前方に見事な夕焼け。
ああきれいだ、これは撮らねばと
カメラ出して構えていたらあっという間に終了。
そりゃないよ。

 
19:00 チェックイン

 チェックイン後、近くのスーパーにてお買い物。
夕飯と明日の朝食入手。閉店間際で4割引は嬉しいね、と。
ついで鈴鹿峠越えに備えてキャラメルなども購入。
どのくらいきついんだろう。ちと不安。

 夕飯は天丼等々。
これを食べて、あるある大辞典の内容になんだかなあと突っ込み入れながら
とっとと就寝。明日も早い。
お疲れ様でした。

■今日のご飯
朝:ハンバーグ
昼:味噌カツ定食風
夜:天丼、プチトマト、野菜ジュース

■総距離数 90.52km
そしていよいよゴールを目指します。

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